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2012.10/09(Tue)

君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する" 

君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する君は1万円札を破れるか?〜お金の洗脳を解くと収入が倍増する
(2011/12/15)
苫米地英人

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まず、金とは何か、からの説明。金そのものに本質的な価値があるか? という命題。金とは情報であるという結論。

そこで、銀行が信用創造という手を使っていかにデタラメに金を作り出しているかを説く。その権利を握ったロスチャイルドだとか、モルガンだとかが世界を支配しているという。金に与えられた情報とは、支配者達が我々を支配洗脳する為の情報である。金の呪縛から逃れることが、支配者達から自由になることだ。支配者達は金でいうことを聞かない人間を嫌う。

著者は物理マネーと情報マネーを分けろと言う。ものには二つの値段をつけるべきだという。例えば普通のコップは物理マネー100円。情報マネー1円。コペンハーゲンは物理マネー100円。情報マネー50000円。みたいな感じ。

著者は金持ちになるのは簡単だという。まずは、お金が大事だというスコトーマ(心理的盲点)を外すこと。金などは情報によりいかようにでもなるという真理を手に入れること。そして、コンフォートゾーンをずらす。もし、諸賢の年収が300万くらいだとすると、それがコンフォートゾーンになっている可能性がある。そこで、自分のコンフォートゾーンは年収3億だ、と思いこむと、300万でいることが気持ち悪くなる。すると、いかに3億の年収にするか自然と体が動くらしい。(自殺したくならないだろうか)

しかし、真の幸福は金ではないと著者はいう。真の人間のあるべき姿は「空」である、と説く。まぁ苫米地本である。



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《参考・関連図書》

図解でわかる! 年収1億円プレーヤーの仕事哲学 (別冊宝島 1904 スタディー)図解でわかる! 年収1億円プレーヤーの仕事哲学 (別冊宝島 1904 スタディー)
(2012/09/15)
苫米地 英人

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30代で思い通りの人生に変える69の方法30代で思い通りの人生に変える69の方法
(2012/09/21)
苫米地英人

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「日本」を捨てよ (PHP新書)「日本」を捨てよ (PHP新書)
(2012/03/15)
苫米地 英人

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2012.04/28(Sat)

不滅の法―宇宙時代への目覚め 

不滅の法―宇宙時代への目覚め (OR books)不滅の法―宇宙時代への目覚め (OR books)
(2011/12/13)
大川 隆法

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余はまったく幸福の科学の信徒ではないので、本書に書いてあることに激しく首をかしげてしまった。本書はとある熱心な信者にいただいたものである。前から、幸福の科学に興味があったので読んでみたのだが、さして衝撃を受けることはなかった。否、意外なほど吹っ切れているのだなと思った。youtubeなどでも、大川隆法の憑依の映像が多数あるが、信者にあらぬ人がみれば、やはりあれは謎なのである。

例えば、本書でも「3.11で熱心な信者の家の周りは津波がよけていった。死んだのは不熱心な信者だった」などと書かれている。だったら、あの1万6千人はすべて救うに能わざる人間だったかといえば、そんなことはない。もっと不道徳な人間もいるはずである。普通の人が「3.11で死んだのは信心が足りぬからだ」などと言ったら大きな批判にあうだろう。

しかし、大川はここからが違う。水は超能力で操れるという。つまり、信心がしっかりしていれば操れるという。その例として、モーゼが紅海を割ったこと、キリストが荒れる波を沈めたこと、ブッタが水の上を歩いたことなどをあげる。そして、ブッタもキリストもモーゼも、指導したのは自分だという。過去世でエル・カンターレという名前で活動していた自分だという。

その他にも惑星ベガの話がよく出てくる。例えば、キリストを治療して復活させたのはベガ星人のUFOだとか。

余は全然信心がないので、これらの話をまったく信じられないのであるが、信徒の方々はこれをどう思っているのであろうか? 聞いてみたいが迂闊に「不滅の法読んだんだけどあそこに書いてある……」などと聞いたが最後、施設とかに誘われそうで聞くに聞けない……。

ぶっ飛んだ話を除けば、その他は普通の道徳的な話だ。良いことを言っている。ちゃんと良いことを言っているのだから、わざわざ一般人から疑念に思われるような、宇宙人だとか、生まれ変わったとかをいわない方が信者が増えるとおもうのだが、それは余のような信心の足りぬ浅はかものの考えなのだろうか。


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《参考・関連図書》

日本武尊の国防原論日本武尊の国防原論
(2012/04/10)
大川 隆法

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韓国 李明博大統領のスピリチュアル・メッセージ (幸福実現党シリーズ)韓国 李明博大統領のスピリチュアル・メッセージ (幸福実現党シリーズ)
(2012/04/10)
大川 隆法

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台湾と沖縄に未来はあるか? (幸福実現党シリーズ)台湾と沖縄に未来はあるか? (幸福実現党シリーズ)
(2012/04/10)
大川 隆法

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2012.02/23(Thu)

「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本 

「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本
(2005/05)
進藤 康太郎

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字などというのは読めればいいと思っていたが、これだけpcが普及すると、手書きの意味が段々と変わってきてるような気がする。つまり、もはや手書きの文字は書道ですらあるのだ。日本は諸芸を道とし、禅的とでも言おうか、精神的意味を持たせる。これは、実用的な意味が失われると極端にそうなるものである。例えばば、書道であるが、「読めればなんでもよかろう」などという風に取り組むものはいない。メールや印刷して渡した方が早いし、読みやすいものを、わざわざ手書きで書くとなると、読めればいいという論理は成り立たず、手書きである意味が求められる。本書はその場合の「手書き文字」がどうあるべきかという疑問に答える。

ペン習字的ないわゆる整った字の書き方、というのは法則があり誰でも習得することができる。しかし、己の文字で己を表すのは、「道」であり、法則に従えば済むということにはならない。魂の探求が要求されるのだ。大して面白い本ではないのだが、今後ますます、本書のもつ意味は大きくなるのではないか。


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《参考・関連図書》

簡単ルールで一生きれいな字 (生活実用シリーズ NHKまる得マガジンMOOK)簡単ルールで一生きれいな字 (生活実用シリーズ NHKまる得マガジンMOOK)
(2007/12/13)
富澤 敏彦

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100%書き込み式ペン字練習帳100%書き込み式ペン字練習帳
(2011/12)
青山 浩之

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女子力が上がる 美文字練習帳 (日経ホームマガジン 日経WOMAN別冊)女子力が上がる 美文字練習帳 (日経ホームマガジン 日経WOMAN別冊)
(2011/10/31)
不明

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2011.12/22(Thu)

宮崎アニメの暗号 

宮崎アニメの暗号 (新潮新書)宮崎アニメの暗号 (新潮新書)
(2004/08)
青井 汎

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宮崎駿のアニメの背後にある思想を分析したもの。かなり特異な視点から分析しているので、単に宮崎アニメが好きだという人にはお勧めできない。本書は千と千尋の神隠しまでを扱う。ポニョの暗号には触れられていないが、これを読めばポニョもアリエティもわかる。むしろ、ポニョやアリエティの方が暗号を露骨に伝えようとしている点があり、もはや暗号ですらないような気がする。

では、どういった暗号かというと、自然と人間との関係を五行思想や古代ヨーロッパの伝説などを換骨奪胎してアニメを作っているという話しである。単にエンターテイメントとするのではなく、我々が生きるという意味に於いて、どのように生き、どのように「生」と向き合うべきか、人間以外の現象、自然や宇宙とどのように関わるべきなのか、それをアニメに盛り込んでいる。そのための思想であり、伝説を用いる。だからこそ、宮崎アニメは単なる荒唐無稽なファンタジーではなく真情が生まれる、という具合なのだ。

まぁ、よく調べたなと感心するが、余には大して面白い本ではなかった。思想が知りたければ思想書を読めばいいのである。これは、写真の良さを無理矢理テキストにして解説したようなものだ。映画もしかり。これを読んで映画を見誤ってはいけない。


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《参考・関連図書》

スタジオジブリ 12作品DVDコレクション6枚組 (千と千尋、トトロ、もののけ姫、魔女の宅急便、ナウシカ、ラピュタ、ハウル)等スタジオジブリ 12作品DVDコレクション6枚組 (千と千尋、トトロ、もののけ姫、魔女の宅急便、ナウシカ、ラピュタ、ハウル)等
()
不明

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本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
(2011/10/21)
宮崎 駿

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折り返し点―1997~2008折り返し点―1997~2008
(2008/07/16)
宮崎 駿

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2011.05/04(Wed)

比較文化論の試み 

比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)
(1976/06/07)
山本 七平

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薄い平易な本ではあるが、なかなか行間を読むのが難しい。また、章と章の間を読むのも難しい。間に書かれていることは、文化を普遍的公理としてどのように認識するか、日本人の文化感と西欧の違い、西欧の伝統と歴史的果実である自由や合理主義を、歴史的文脈から切り取って、自らの信条とした日本とはいかなるものか、などがテーマだと思われる。おのおのの判断に任せたい。

書かれていることは簡単である。日本人は独りよがりで思いやりがない、ということだ。どういう意味か説明すると、よく日本人は言う。「君はそう考える、しかし、僕はこう考える、それでいいじゃないか」と。それでいいじゃなかい、で議論を打ち切る。なぜ、それでいいのかを、相手が納得するように説明しない。逆に言えば、相手の意見を聞く気がない。故に独りよがりである。

また、大東亜戦争にしても、アジア解放、といって東南アジアに進軍したが、その先で住民の意見を聞くことは全くない。自分たちが正義だと信じたことをひたすら行う。ゆえに、思いやりがない、ということである。

では、なぜ日本人の言動がそうであるのかというと、単一民族、単一宗教、そのような背景で、相手に自分の立場を納得させて共存しなければならないという歴史がないからだと本書は言う。薄いので、まず、一読を勧める。


オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

ここが違う東西比較文化論ここが違う東西比較文化論
(2006/04)
久保田 信之

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社会科学のための文化比較の方法―等価性とDIF分析社会科学のための文化比較の方法―等価性とDIF分析
(2008/06)
田崎 勝也

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比較法文化論比較法文化論
(2004/10)
ベルンハルト グロスフェルト

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2009.11/29(Sun)

表現したい人のためのマンガ入門 

表現したい人のためのマンガ入門 (講談社現代新書)表現したい人のためのマンガ入門 (講談社現代新書)
(2006/07)
しりあがり 寿

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異色漫画家しりあがり寿氏のエッセー。マンが入門と言うより、表現したい人のための、のほうが優先されていて、実際興味深い。なかでも、売れる、売れない、芸術的、良い作品とは、良いとは? 商業主義、売れる=正義? のような何百年も議論されている問題を氏なりにこねくり回している。氏の作品を読めばわかるが、簡単明瞭に面白い、痛快、というのとはまるで別だ。よく言えば深い、悪く言えばわけわからない、そんな間を行ったり来たりするような作品を生む氏にとって、漫画で喰う、というのは切実な問題なのであろう。

著者は多くの大衆に支持される商業主義を民主主義に例える。民主主義は多数の意見により民主主義そのものを破壊することができる。商業主義にもの危険がはらまれていると説く。

その他にも氏が作品の持たせたテーマの話やら、人間の想像力の限界と終末の関係、漫画の効用のようなものについても様々言及されている。本書も氏の作品同様、理論立てて整然と思考が配列されているわけではなく、いろいろ飛び回り、それで一つの思考を形成する、そんな書である。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

方舟方舟
(2000/12)
しりあがり 寿

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でも、まぁいいか。 (BEAM COMIX)でも、まぁいいか。 (BEAM COMIX)
(2009/08/26)
しりあがり 寿

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はしるチンチン (えほんのぼうけん)はしるチンチン (えほんのぼうけん)
(2009/04/18)
しりあがり 寿

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2009.05/31(Sun)

権力とたたかう良心 ツヴァイク全集 17 

ツヴァイク全集 17ツヴァイク全集 17
(1973/01)
ツヴァイク

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反独裁者思想のプロパガンダ書物であるが、白眉。実によく独裁者の心理を描き出している。また、独裁体制になるために必要な心理、独裁体制を生み出す心理、人々が服従する心理を、カルヴァンとカステリオンを使って鮮やかに描き出している。

当時のジュネーブの様子が目に浮かぶ。ジュネーブがどのようにしてカルヴァンの神政政治を受け入れていったか。その周りのものはなにをやっていたか。プロテスタントとカトリックの間はどうなっていたのか。

そして、本書の主題でもある寛容対非寛容の戦い。これは非常に難しい問題。寛容と非寛容は、立場や寛容の具合、社会秩序等が複雑に絡み合っている。人が幸せになるために、どのような寛容さと、非寛容さが必要なのかは、この時代を知らない我々が簡単にわかるものではない。

支配権とはどのようにして持続するのか。本書はカルヴァンがジュネーブを手中に収め、ジュネーブの市惨事会をどのように操ったか。カルヴァンがジュネーブにやってきてから、カステリオンを追い出し、セルヴェートを焚殺し、カステリオンの批判をどのように潰していくか、まざまざと清澄な文章で描かれている。もう一度読みたい書である。


オススメ度: レベル4.5
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《参考・関連図書》

権力 (社会科学の理論とモデル)権力 (社会科学の理論とモデル)
(2000/07)
盛山 和夫

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良心の自由と子どもたち (岩波新書)良心の自由と子どもたち (岩波新書)
(2006/02)
西原 博史

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権力の読みかた―状況と理論権力の読みかた―状況と理論
(2007/07)
萱野 稔人

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2008.10/06(Mon)

アーサーはなぜ自殺したのか 

アーサーはなぜ自殺したのかアーサーはなぜ自殺したのか
(2005/05)
エドウィン・S. シュナイドマン

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本書は、自殺したアーサーの家族、恋人、友人、心理療法家、精神科医、にインタビューをし、アーサーがどのような人物で、なにを理由に自殺したかを探ろうとするもの。また、アーサーの遺書と、上記のインタビューを研究した、数名の専門家の考察が収められている。

アーサーという男が33歳で自殺する。アーサーは子どもの頃発達障害があり、馬鹿で醜い人間だった。しかし、障害が直ると、利発であり、弁護士と医師の資格を取る。医学部でもトップクラスの秀才で、歯の矯正等をして、女にも不自由しなかった。若くして結婚し、離婚し、また魅力的な女性と付き合い、社会的地位も確保。恵まれた人生を送っている。友人や家族の証言では、アーサーは一緒にいて楽しく、人品賤しからぬジェントルマンだったということだ。だが、人生を常に納得していなく、自分は楽しみを得るに値しない人物だと深く悩んでいたとのこと。

これだけ読むと、諸賢はアーサーと自分は無関係である、と思うだろう。余も最初はそう思い、遠い国の、まったく自分とは住む世界が違う人間が自殺し、周りがそれをとやかく批評しているように感じていた。しかし、読み進むうちに、アーサーは自分のように思えてきた。自分もアーサーの一部を持ち合わせている。これは、他人事なんかじゃない。自分が自殺する理由を知りたいがごとく、読みふけった。一言で表現すると、この書は文学作品である。それも、かなり質の高い文学作品だ。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》
 
自殺で家族を亡くして―私たち遺族の物語自殺で家族を亡くして―私たち遺族の物語
(2008/08)
全国自死遺族総合支援センター

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藪の中の家―芥川自死の謎を解く藪の中の家―芥川自死の謎を解く
(1997/06)
山崎 光夫

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生命の刑法学―中絶・安楽死・自死の権利と法理論 (MINERVA人文・社会科学叢書)生命の刑法学―中絶・安楽死・自死の権利と法理論 (MINERVA人文・社会科学叢書)
(2002/06)
上田 健二

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2008.07/15(Tue)

死ぬ瞬間―死とその過程について 

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
(2001/01)
エリザベス キューブラー・ロス

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名著と言われているものなので、ご存知の方も多いかも知れない。著者はたくさんの末期患者に接し、末期患者のインタビューを得て、人間にとっての死がいかなるものかを導き出そうと本書の中で試みている。

致命的病状が出てから、死に至るまでの患者の変化の過程をいくつかの段階に分けている。

1.衝撃。しかし、患者の中には自覚しているものもいるらしく、それらは死を宣告されてもあまり衝撃を受けないらしい。

2.否認。自分の病気を認めようとしない。なにかの間違いだ、と病院を転々とする。

3.怒り。どうして、あいつではなく、自分が死ななければならないのだ。テレビを見ると、若者が楽しそうに踊っている。自分は少し動くだけで痛みが非道いというのに。

4.取引。これと、これと、これをすれば自分の病気は治る、と信じる。善行を積み、神に助けを求める。取引は命を長らえさせようとする足掻きである。

5.抑鬱。手術、再入院、体力の衰え、それらによって病気を否定できなくなる。苦痛や怒りは喪失感に変わる。この世との永遠の別れをしなければならないという心の準備の苦悩。

6.受容。受容を幸福な段階と誤認してはいけない。感情がほとんど欠落した状態。あたかも痛みが消え、苦闘が終わり、「長い旅路の前の最後の休息」の時が訪れたような感じ。受容にいたった患者に対して、生きるために頑張れ、と励ますのは逆効果になりやすい。

希望はこれら全ての段階に覆い被さっている。患者は、次の瞬間にも、新薬が開発されて、自分の病気がすっかりよくなるかも知れないという可能性を捨ててはいない。

手術や入院が長引くと、莫大な費用に皆が不幸になってしまう。死を伸ばしても、患者には喜ばれるどころか、怨まれることの方が多いらしい。

患者インタビューは結構雰囲気が出ていて、それなりに面白い。ただ、アメリカの話なので、みんな神がどうだの、と日本人には些かついて行けない部分が多いのも確か。

完全自殺マニュアル

日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか

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《参考・関連図書》

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)
(2001/06)
エリザベス キューブラー・ロス

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「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 (中公文庫)「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 (中公文庫)
(2005/10)
エリザベス キューブラー・ロス

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病院で死ぬということ (文春文庫)病院で死ぬということ (文春文庫)
(1996/05)
山崎 章郎

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2008.04/27(Sun)

死にカタログ 

死にカタログ死にカタログ
(2005/12/15)
寄藤 文平

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ふざけた題名であるが、侮るなかれ。死について、なかなか要約された希有な書物である。

人間の死に対する理念、作法、思想はざまざまなものがある。仏教、イスラム教、キリスト教、宗教によっても違うし、大和民族と琉球民族だって違う。つまり、文化の数だけ、死に対する扱いは存在するのである。

本書は、キリスト教から少数民族まで、興味深い死に対する扱い方が紹介されている。輪廻転生思想や、天国思想等。

現代的な死に対する扱いも紹介されている。スエーデンでは遺体を粉末にして対比にするエコ埋葬が存在するらしい。その他にも死体を冷凍保存とか、宇宙へ飛ばすとか。

死そのものだけではなく、死因や、死に方、等にも考察がなされており、読んでみて損はないと思う。絵がたくさんで簡単に読めるのも良い。


オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

著者絶賛
死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
(2001/01)
エリザベス キューブラー・ロス

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地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル
(2007/04)
地震イツモプロジェクト、渥美 公秀 他

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ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ
(2005/04/16)
寄藤 文平、藤田 紘一郎 他

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テーマ : 気になる本をチェック!! - ジャンル : 本・雑誌

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2008.04/24(Thu)

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか 

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか
(2000/07)
小室 直樹

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宗教の入門書としては最適である。詳しい人が読めばさらに理解を深めるのに役立つのではあるまいか。小室直樹の本は面白可笑しく書いてあるので読んでいて苦にならないのも利点。

中でも、修道院、カトリックとプロテスタントのくだり、仏教、空の思想のくだりはスリル満点。予定説の歴史、内面と外面の分離、近代思想の萌芽、様々なヒントが記されている。

仏教、キリスト教、イスラム教、儒教を並べて書いているので、比較して理解することが出来る。また、日本人の宗教観の由来も最終章で詳細にわたり考察が加えられている。この本のエッセンスを抜き出すのは不可能だ。この書事態がエッセンスのような物だからである。

とくに最近の日本人は宗教を軽んじている嫌いがある。余は宗教は民族問題、ナショナリズム、それらと同様に重要であると思う。民族的団結も宗教的団結も本質に於いては変わりないからである。ナチスが民族的にユダヤ人を抹殺しようとしたが、誤りだ。ナチスは宗教的にユダヤ教を抹殺しようとしていたのだ。ヒトラーの「ユダヤ民族は異なる神による被造物であるから人間ではない」という言葉が象徴するがごとしである。今後世界を読むのに、宗教の要諦を知るは欠かせぬことであろう。

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《参考・関連図書》

小室直樹の資本主義原論

日本人のための憲法原論

悪の民主主義―民主主義原論

テーマ : 宗教・信仰 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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2007.12/31(Mon)

世界の哲学・思想のすべて―混迷の時代を生き抜く「知」の手がかり (学校で教えない教科書) 

世界の哲学・思想のすべて―混迷の時代を生き抜く「知」の手がかり (学校で教えない教科書) 世界の哲学・思想のすべて―混迷の時代を生き抜く「知」の手がかり (学校で教えない教科書)
湯浅 赳男 (1997/03)
日本文芸社
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題名に偽りなしである。本当に世界の哲学・思想だ。よく西欧哲学とか、構造主義とかいう書物はあるが、これは西欧のみならず、インドや中国の哲学まで網羅している。もちろん、西欧の思想も、ギリシャから20世紀まで書かれている。

面白いのが章立ての仕方である。一言で思想と言っても、何を対象にした思想であるかは様々だ。本書は、自然科学思想、政治思想、経済思想、と個別の章を設けて、それぞれ時代を追って説明がなされている。世の中にはどんな哲学・思想があるのか、手っ取り早く知るにはお勧めである。これを入り口にして、気になった思想を深めればいい。

三箇日で読破して、新年から哲学的思考をしてみるのも悪くないかも。


オススメ度: レベル4
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テーマ : 哲学/倫理学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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2007.10/12(Fri)

逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 

逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫) 逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)
井沢 元彦 (1997/12)
小学館
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井沢元彦自身も言っている、彼の代表作である。この作品は週刊ポストに連載されたものを編成したものである。現在十四巻まで上梓されている。

歴史学者でない著者が、どうして歴史に挑むのか? その理由は、歴史学界が真っ当に機能していないからだという。著者は日本の歴史は怨霊信仰が鍵だという。しかし、歴史学界は現在の日本人の感覚で、怨霊や宗教を蒙昧なものとして、歴史の中から斬り捨ててきた。それが問題なのだ。当時の人間がどれほど、怨霊を信じていたか、それを考察しない限り歴史の真実は見えてこない、と主張する。第一巻の序論で、著者の歴史に対する姿勢を明確にしている。この本はシリーズになっている。鎌倉時代のことが知りたいからと言って、五巻、六巻をいきなり読むのはよろしくないと思う。歴史は連綿と続いているからである。

余はこの書の本質は日本人の文化論であるような気がする。歴史を用いて我々日本人の精神のルーツを探る書であると言える。例えば、基本的人権を我々日本人ならば、話し合いで以て「基本的人権」の範囲を決める。そして、多くの人間の合意を得られれば、それが「基本的人権」として正当性を得ると考える。これが、日本人の持つ話し合い至上主義である。しかし、西洋での「基本的人権」は違うという。なぜなら、人間は神が創ったものである。人権も神が与えたものである。人間ごときが神が与えた権利を書き換えることは不可能である、と考える。こういった行動様式の違いを著者は歴史に求めている。

第一巻は「倭」という国号が出てきた謂われから、古墳時代まで。弥生時代、古墳時代、などというと、猿に毛が生えた原始人が荒野を闊歩しているようなイメージがあるが、どっこい、実にドラマティックな時代であった。当時の人間達の思考や煩悶に同情を禁じ得ない。歴史、ヒストリーと、物語、ストーリーの語源はラテン語のhistoria(記述)である。歴史は名実共に物語なのである。


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2007.09/14(Fri)

良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖 

良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖 良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖
マーサ スタウト (2006/01)
草思社
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この世には良心を全く持っていない人間がいる。そういった人間達は、一切の良心の呵責なしに、人を騙し、傷つけたり、時には殺す。良心を持たぬ人間たちをサイコパス(精神病質者)、ソシオパス(社会病質者)と呼ぶ。厳密に言うと病気ではないので、現在では「反社会的人格障害」という呼び名が使われている。が、この本では一貫してサイコパスという名称で呼ばれることになる。

現代のアメリカでは約4%、25人に一人がサイコパスだという。サイコパスの特徴として、刺激を求める、共感性が薄い、愛情に対する脳の働きが鈍い、などの実例をあげ、サイコパスが社会にもたらした被害を存分に例証する。

そして、最後はこう結論づけるのである。
「良心を持たない人間は『いる』のである。我々がこの良心を持たぬ人間の餌食にならぬ為には、自分の生活範囲からサイコパスを徹底排除するしかない。また、社会も一丸となり、サイコパスを排除すべきである」


余はこの結論というか、この書物の趣旨全般に疑念を覚えた。「良心を持たない人間はいるのであろうか?」こういった質問、設問は、常に人間が良心を持っていると言うことを前提として投げかけられているではないか。だから、余は設問を変えてみる。

この世に良心を持つ人間は存在するのであろうか?

すると、次の質問に進める。すなわち、「良心とは一体何か?」
この本の著者も「良心とは何か」を最後の章で進化心理学まで持ち出して解明しようとしているが、結局は自分の信じる「良心」なるものを、学問の袈裟を着せて体裁づける虚しい努力に終わっている。つまり、終始全く学問的ではないのである。著者はサイコパスが好む快感や勝利感を原始的な感情と切って捨てる。そして「愛情」を高次の感情と定義する。愛情なんか猿もイルカも持っている。なぜ快感や勝利感だけ原始的でなくてはいけないのだ? 腑に落ちない。

著者はルークというサイコパスの例を取り上げて説明する。ルークは何にもましてプールが好きだった。日がな一日プールサイドでのんびりし、気が向いたらプールで泳ぐ。ぼろアパートに住んでいたのも、プールが付いていればこそだった。そんな彼が、ある素敵なプール付きの家を持った女性と知り合い結婚する。女性も最初のうちはルークの外見等を気に入っていたので満足して子供まで産んだが、次第にルークが自分ではなく、プールを愛していることに気付いて離婚する。すると、ルークはプールを失いたくないから、急に家族に献身的になる。

さて、ルークの行動はサイコパス、良心を持たぬ人間として非難されるべきであろうか? プール目当てに結婚したから、彼は非難されるべきなのであろうか? ならば、彼は何を目当てに結婚すれば非難されずに済んだのであろう? 彼女の容姿か? それとも、精神か? 精神ほど分からぬものはない。彼女もルークの精神を見抜けずに結婚したのだから。ルークが彼女の精神に惹かれて結婚したとしても、自分の勘違い、見込み違いだということは大いにあり得るのではないだろうか。それに、経済的理由で結婚する人間などは掃いて捨てるほどいるだろう。経済的理由で結婚する分には非難に当たらぬが、プール目当てに結婚すると非難に当たるのであろうか? 滅法な話である。

著者はこのルークの行動を全面的に非難する。著者がこの世の価値を「人を愛し、人に愛されること」だと宗教的な純粋さで信じ切っているからである。人よりもプールを愛している人間に思いが至らない。

さらに、著者の間違いは、良心が人間の器官として存在すると思いこんでいるところにある。良心を心臓とか手足とか、そういった形で存在するものであると思いこんでいる。だがそれは違うのだ。確かに、能の一部に良心を司る器官、機能は存在するかもしれない。余が言いたい問題はそんなことではないのだ。以下に述べる。

良心を持たぬ人間といえども、大きく分けると二種類になる。一つは、ある身体的欠陥により、喜怒哀楽といった感情が充分に機能しないもの。もう一つは、社会で生き抜くため、あるいは自分の理想とする地位なり金銭なりプールなりを目指す故に、感情をコントロール出来るもの。著者も言っているではないか。「ためらいなく人を殺せるのは良く訓練された兵士とサイコパスだけだ」と。まさしくその通りで、良く訓練された人間は栄達栄誉のために原始的なストッパーである感情を故意に外すことが出来るのだ。さらに、理性的に良心の使い分けが出来るのである。余は良心などまるで持たぬ人間が、自分の老い先の短さに悶えているのを見たことがある。

ある障害者が言っていた。「足がないということは不幸なことでも何でもない。ただそれだけのこと」
良心についても、全く同じように言うことが出来る。
「良心がないということは不幸なことでも何でもない。ただそれだけのこと」
さらに、次の点で著者も認めているのが面白い。「ウォール街や学界、政界に於いては良心などが機能しない方が仕事の妨げにならない」そして、過去の偉大な指導者達を例にとり、良心を持たぬサイコパスだと断罪するのである。
逆に、マザーテレサ等の良心をふんだんに備えていそうな人物を賞賛する。しかし、こんなものは余に言わせれば、ルークがプールを愛したように、マザーテレサはただ人を愛しただけに過ぎない。

仮に良心があるとして、我々が真に迷惑だと思う人間とはどういうものか思いを巡らせてもらいたい。それは、良心のカケラも持たぬが、理性と学問により、他人や栄誉に対し合理的に振る舞える人間か。はたまた、存分に良心を備えているが、頭が悪い故に物事の一面しか見えず吹き上がってしまう人間か。前者は非常にその判断が迷うところである。後者は紙面を賑わす平和団体などによく見受けられるが。

では、良心とは何なのか? 結論を言うと、良心とは非道く相対的なものである、となるだろう。つまり、ゴキブリは人間が良心を持っていると思えるであろうか? あれだけ執拗に追い回されて虐殺されても? 家畜の豚は「人間とは愛の生き物である」と思っているであろうか? ユダヤ人から見たドイツ人は? パレスチナ難民から見たユダヤ人は? 良心を持った人間と言えるであろうか?

そこで、編み出されたのが近代法なのである。近代法の理念を一言であらわせば、「行いのみを法に照らし合わして裁き、内面を一切裁かず」ということに行き着く。つまり、個人がどんなに凶悪とされる考えを持っていても構わないのである。ただ、法に反した事のみを裁く。これが近代法だ。そして、近代法の正当性は民主的に選ばれた議会が立法することで得られているのである。

だから、著者も指摘しているように、サイコパスはアメリカで最も多い。それは近代法の概念が徹底しているからである。逆に、近代法が不徹底で、慣習によって裁かれるアジアなどではサイコパス率は低いのだ。近代法が比較的浸透しているアメリカでは内面が裁かれることはまずない。内面を隠す必要はあまりない。引き替え、アジアでは村落的連帯が残存し内面が社会的立場に強い影響を及ぼす。ただ、慣習による抑圧は昔の日本のように言語や文化が統一されていて、ご近所に顔が知れ渡っているような社会でなければ難しい。多民族国家では近代法の方がよほど間違いが少ないであろう。民族によっても良心の基準は曖昧だからである。

良心は万能でもなければ、絶対的存在でもない。ユダヤ人を虐殺したドイツ国民を全てサイコパスと呼ぶつもりか? 良心なるものは時として人を傷つけることが多分にあるのを知った方がいい。この本は下らなく、前進的な学びの価値は皆無である。しかし、良心を持っていると思いこんでいる人間が、ある人達を良心を持たぬ人間(サイコパス)とレッテルを貼り迫害しようとする危険な思想を味わうならばレベル5だ。

最後に、精神病質、社会病質、反社会的人格障害、などと呼ばれているが、どれも不適切であり、差別や偏見を助長するものでしかない。余は決して感情を第一の人間の資質とは考えない。その点において、感情に左右されにくいサイコパスを奨励したくもおもう。学問のすゝめならぬ、サイコパスのすゝめなるものを記そうかとも考えている。あまりに直情的な行動は醜いからである。せめて、自分が感じた感情が何に起因するのか? 起因すると思う感情の根源とはなにか? 根源の根拠は? 根拠の……。と無限退行するわけであるが、自分感情を鵜呑みにするのではなく、多角的に検証してもらいたい。結局、最後は鶏が先か卵が先かの問題になるが。

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2007.05/27(Sun)

喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 

喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 喪失と獲得―進化心理学から見た心と体
ニコラス ハンフリー (2004/10)
紀伊國屋書店
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進化心理学から見た心と体、と銘打ってあるが、
進化心理学の観点から述べたエッセイは少ない。
一冊の中に、色々なエッセイがごちゃごちゃに入っていて疲れる。
それでも、面白い部分は面白い。
面白いと感じるところだけ読めばいいのではなかろうか。
余は23章、互恵的利他行動のところを面白く読んだ。

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2007.05/19(Sat)

進化心理学入門 

進化心理学入門 進化心理学入門
ジョン・H. カートライト (2005/06)
新曜社
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入門と銘打つだけあって読みやすくてよろしい。
とくに性について詳しく述べられている。
おそらく、進化心理学にとって、
性を知るのがもっとも近道だからであると思われる。
性を解明することにより、
その他のことも芋蔓式にわかる可能性が高い。

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2007.04/27(Fri)

音楽入門 音楽鑑賞の立場  

音楽入門―音楽鑑賞の立場 音楽入門―音楽鑑賞の立場
伊福部 昭 (2003/05/22)
全音楽譜出版社
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半世紀まえに書かれた本。
そう考えると納得できる部分も多々ある。
ただ、音楽は現象会から独立している、や、
Rシュトラウスのツァラツーストラを扱き下ろすなど、
暴論と取れる部分もかなり多い。
最後二章は白眉。

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2007.03/28(Wed)

心の仕組み 人間関係にどう関わるか 

心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈上〉 心の仕組み~人間関係にどう関わるか〈上〉
スティーブン・ピンカー (2003/06/29)
NHK出版
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80年代頃から世に出てきた進化心理学関係の書物。
進化心理学というのは、生物は意図的に進化したのではなく、
生き残ったというマグレが、我々の目には進化に映ったにすぎない、
という論理から人間の心理も説明してしまおうという学問。
余が最近一番凝っている思想だ。
つまり、道徳や善というものも、
我々が意図的に進化させたのではなく、
たまたま、道徳や善をもった個体が多く繁殖し生き残っている、
と説明することが出来る。
最高に面白いので是非読んでもらいたい。
上中下、とあるが、下の後半が秀逸。
目の構造解説がやたらに長くて疲れるが、
その疲れを最後にいやしてくれる覚醒的思想がある。

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2007.02/11(Sun)

ヒトはなぜ戦争をするのか? アインシュタインとフロイトの往復書簡  

ヒトはなぜ戦争をするのか?―アインシュタインとフロイトの往復書簡 ヒトはなぜ戦争をするのか?―アインシュタインとフロイトの往復書簡
養老 孟司、養老 孟司 他 (2000/12)
花風社
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かの、フロイトとアインシュタインの往復書簡である。
なぜこれが今まで人目に触れなかったのかといえば、
ナチのせいでもなく、時代のせいでもなく、
大して面白くないからである。
唯一面白かったのは、アインシュタインが
「暗示にかかりやすいのは知識人である。
なぜなら彼らは生の現実を見ずして、
紙面の上で現実を構築しているからである」
と言っているところである。
物理学者の言である。
果たして真実とは目で見て耳で聞けるもののみや?

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2007.01/13(Sat)

物の見方 考え方 

物の見方考え方 物の見方考え方
松下 幸之助 (1986/05)
PHP研究所
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装丁はよく分からないが、
内容は簡単至極な松下幸之助の世界観、人生観である。
社会には少量の悪が必要であると説く。
余は世界から悪人が消えるべきだと思っているので、
思想的に全くあわない。
ジャッジは読者にしていただくしかあるまい。
松下幸之助はすごい人なのだろうが、この本がすごいかどうかは疑問。

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