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2008.05/31(Sat)

日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか 

日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書 く 1-2)日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書 く 1-2)
(2007/01)
久坂部 羊

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あまり話題になっていないようだが、名著。死に時の盲点を突いている。

日本は長寿国、平均寿命80歳と謳われている。しかし、それは本来死すべき肉体が、医療技術の発達により死ねないでいるに過ぎない。著者は終末医療に携わる医師。死ねないことによる苦しみは想像を絶すると、淡々と述べられている。

何人もの年寄りが、痛みに耐えかねて安楽死を望む姿。
老人達の、ぽっくり死んだ人に対する羨望の眼差し。
死を望む患者と、生を望む家族の齟齬。

余も大学生のころ、教職課程の一環で介護体験をした。なぜか一緒に行った仲間は普通棟担当で、余だけ痴呆棟の担当だった。入った瞬間にペットショップのにおいがした。人格を無くした老人達。被介護者に人格がなければ、それを扱う介護者に感情はない。病棟のスタッフは家具を扱うように老人を扱っていた。あるスタッフがテレビを見ながら老人の髭を剃っていた。電気カミソリなのだが、網が破れていて大変危険なしろもの。案の定、老人の唇から出血。それを見てスタッフが一言。「ありゃ。血が出ちゃった」こぼしたミルクを拭くように、老人の顔の血を拭いていた。テレビを見ながら。この若いスタッフは休憩時間、自分がいかに大量に酒を飲んで湘南をドライブしたかを自慢げに話していた。

死に損なうとこういう目に遭うのだ。いままで培ってきた尊厳も名誉も、微塵と砕け散ってしまう。

かといって、呆ける前に死のうと思っても、そんなに上手くいかないだろう。「いかに生きるか」という命題はみんな気にする。「いかに死ぬるか」余はこれも大切な命題としてライフワークに加えようと思う。本書は、死に時を計るためにも、是非一読を勧める。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》
死学 安らかな終末を、緩和医療のすすめ死学 安らかな終末を、緩和医療のすすめ
(2006/12/15)
大津 秀一

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大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)
(2006/11)
久坂部 羊

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死体のある光景―写真集〈デス・シーン〉死体のある光景―写真集〈デス・シーン〉
(2006/07)
キャサリン・デューン大塚 一軌

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テーマ : 生き方 - ジャンル : ライフ

【編集】 |  22:05 |  思想 自然科学  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008.05/29(Thu)

ダ・ヴィンチ渾身本気で小説を書きたい人のためのガイドブック  

ダ・ヴィンチ渾身本気で小説を書きたい人のためのガイドブック (ダ・ヴィンチブックス)ダ・ヴィンチ渾身本気で小説を書きたい人のためのガイドブック (ダ・ヴィンチブックス)
(2007/03)
ダ・ヴィンチ編集部

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小説のガイドブック、ダ・ヴィンチが出した小説の書き方本。数多の小説の書き方、新人賞の取り方本とあまり違いが見いだせない。

文芸編集者匿名座談会なるものは面白かった。純文学、中間小説、エンターテイメント系の編集者が最近の小説の傾向を語り合う。数ページしかないので立ち読みでいける。

新人賞格付け徹底ガイドもちょっと面白い。文芸賞や乱歩賞、太宰賞、電撃大賞等、41の新人賞がコメント付きで評価されている。文学賞狙いの人には美味しい記事。

あとは、作家の回想録や、文学賞滅多切りの人たちの話とか、とくに読むべきところは少ない。

オススメ度: レベル2
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《参考・関連図書》
物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)
(2003/04)
大塚 英志

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作家デビューしたい!新人賞を狙える小説プロット実戦講座作家デビューしたい!新人賞を狙える小説プロット実戦講座
(2007/04)
若桜木 虔

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官能小説用語表現辞典 (ちくま文庫)官能小説用語表現辞典 (ちくま文庫)
(2006/10)
永田 守弘

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       ↑ この本欲しいなぁ。

テーマ : 本の紹介 - ジャンル : 小説・文学

【編集】 |  01:10 |  小説 文章 作法  | TB(1)  | CM(0) | Top↑
2008.05/26(Mon)

Fender Japan ST62PL レイヴォーンっぽいモデル 

Fender Japan ST62PL
f-j-srv-w.jpg

フェンダージャパンが限定で作っている。前回も30本限定で製作され、瞬く間に売切れてしまったらしく、今回も30本限定で製作とのこと。

このギターの何がいいかって気分が良い。スティービー・レイボーンを知らない人はなんにも面白くないだろう。ギターとしての出来もそこそこで、ストラトは好きだがアームを使わない波にとっても恰好の品だと思う。

音はなんというか、レイボーンのようなそうでないような。レイボーンの音はものすごく枯れた音がするが、これは全く枯れた音がしない。セイモアダンカン製ストラトキャスター用リップスティックピックアップが搭載されているものの、あくまでこれは見た目重視なのであろう。でも、今しか手に入らないとなると、買うか買うまいか……。

オススメ度: レベル
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《参考・関連》
ヤング・ギター[コレクション] Vol.9 スティーヴィー・レイ・ヴォーン (ヤング・ギターコレクション vol. 9) (ヤング・ギターコレクション vol. 9)ヤング・ギター[コレクション] Vol.9 スティーヴィー・レイ・ヴォーン (ヤング・ギターコレクション vol. 9) (ヤング・ギターコレクション vol. 9)
(2007/11/07)
不明

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ヤングギター[ウルトラエクストラ]09 スティーヴィーレイヴォーン奏法 カラオケCD付ヤングギター[ウルトラエクストラ]09 スティーヴィーレイヴォーン奏法 カラオケCD付
(2007/05/22)
不明

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スティーヴィー・レイ・ヴォーン/魂への帰還スティーヴィー・レイ・ヴォーン/魂への帰還
(1998/12/10)
ジョー・ニック パトスキービル クロウフォード

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テーマ : ギター - ジャンル : 音楽

【編集】 |  17:56 |  ギターのはなし  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008.05/24(Sat)

最低 ゲーム規制 円より子(マドカヨリコ) 

2008/05/23の記事

「アダルトゲームで青少年は心を破壊され、人間性を失う」-。民主党の円より子参議院議員らが提出したアダルトゲームの規制を求める請願に対し、同議員のインターネットサイトの掲示板に、数百件の批判的な意見が寄せられている。

 円議員らが提出したのは「美少女アダルトアニメ雑誌とゲームの製造・販売の規制法制定に関する請願」で、「街中に氾濫(はんらん)している美少女アダルトアニメ雑誌やゲームは、小学生の少女をイメージしているものが多く、このようなゲームに誘われた青少年の多くは知らず知らずのうちに心を破壊され、人間性を失っており、既に幼い少女が連れ去られ殺害される事件が起きている」と指摘。「幼い少女たちを危険に晒(さら)す社会をつくり出していることは明らかで、表現の自由以前の問題である。社会倫理を持ち合わせていない企業利潤追求のみのために、幼い少女を危険に晒している商品を規制するため、罰則を伴った法律の制定を急ぐ必要がある」と、罰則をともなう法規制を求めている。

                               産経新聞より
…………………………………………………………………………………………………………

非道すぎる。円がこんな請願を出すと言うことは、民主党がGOサインを出したと言うことだ。政権与党になるかも知れない民主党がエロゲーに規制を掛けようとしている。由々しき事態である。

だいたい事実誤認も甚だしい。

「美少女アダルトアニメ雑誌やゲームは、小学生の少女をイメージしているものが多く」
小学生の少女をイメージしているものは、あるにはあるが多くない。ちなみに、ランドセルを背負っていようが、黄色い帽子を被っていようが、全てのエロキャラは18歳以上という設定になっている。

「知らず知らずのうちに心を破壊され、人間性を失っており」
と円は言うが、小学生っぽいエロキャラが出たゲームをプレイして人間性を失うならば、大半の人間が失っていなければならない。我が国の少年犯罪は世界で類を見ないほど減少している。
http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html
http://kangaeru.s59.xrea.com/G-Satujin.htm
円は当然知ってる。知っていてやってるのだからタチが悪い。

「既に幼い少女が連れ去られ殺害される事件が起きている」
こういう事件はエロゲーが発明される前から起きているということを円は知らないのだろうか?

「幼い少女たちを危険に晒(さら)す社会をつくり出していることは明らかで」
もう滅茶苦茶。民主党、恥ずかしくないのか?

「社会倫理を持ち合わせていない企業利潤追求」
エロゲーは半分同人。結果として儲かる場合はあるだろうが、「企業利潤追及」などという戦略性は乏しい。円は単に世間ウケしそうなワードをはめ込んだに過ぎない。事実も根拠も、そういうことはまったく無視している。

結局、円はエロゲーの存在が気に入らないのである。気に入らないものを葬り去るために、「社会的害悪」という立前を作ったのだ。露骨に悪質な権力の乱用である。円一匹が吠えている分にはどうでも良いが、民主党が後押ししたらやっかいだ。その確率は高い。

中には、内蔵系やら、人体破壊系やらと、物騒なエログロものがあるのは事実である。しかし、それと現実が混同するというのは論理の飛躍である。純文学といわれる物の中にもエログロものは多い。石原慎太郎などは都知事のくせに、白痴少女監禁陵辱殺害小説を書いている。花村満月の芥川賞受賞作品も純粋なエログロだ。映画化された失楽園も不倫もの。不倫は反社会的、道徳の敵として規制するか?

そもそも、円にとって健全とはなんなのだ? 党利党略、私利私欲、売名行為、欺瞞、バカみたいなパフォーマンス、そんなことばかり繰り返している政治家どもの方が、よほど青少年の心に深い傷を負わせていると思う。

なにを以て健全とするかは、余は知らぬ。余もそれほどゲームをするわけではない。しかし、エアー、カノン、フェイト、デアボリカ等々、心に残る作品は多々ある。音楽がまた素晴らしいのだ。ひぐらし(エロではないがグロ)などは傑作で、これらの作品は日本文物として、今後、世界に誇るものとなり得る。それを、なにも知らない国会議員に規制だの罰則だのと言われるのは我慢ならない。これからますます素晴らしい作品が生まれるはずであるのに。

webでは大分非難の対象になっているようだが、はたして世論がどこまでwebを支持するか。逆に団塊などは、円を支持しそうで怖い。何度も言うが、なにより恐ろしいのは民主党が前面に出てくることである。webの勢いに円と民主党が引いてくれればいいのだが、諸賢、楽観できぬ状況かも知れぬ。余はこの問題に今後も注目する。

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《参考・関連》

DiaboLiQuE -デアボリカ- 廉価版DiaboLiQuE -デアボリカ- 廉価版
(2000/09/14)
Windows

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ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び(通常版)ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び(通常版)
(2007/12/20)
PlayStation2

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劇場版 AIR コレクターズエディション(DVD VIDEO)劇場版 AIR コレクターズエディション(DVD VIDEO)
(2005/08/05)
不明

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テーマ : 表現規制問題 - ジャンル : 政治・経済

【編集】 |  03:48 |  余の日記  | TB(0)  | CM(2) | Top↑
2008.05/21(Wed)

誰も知らない声の不思議・音の謎 

誰も知らない声の不思議・音の謎 (講談社プラスアルファ文庫)誰も知らない声の不思議・音の謎 (講談社プラスアルファ文庫)
(2004/08)
鈴木 松美

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著者は元警察庁科学警察研究技術官、バウリンガルの開発者である。声紋分析等をして犯罪捜査に携わった人間らしく、その手のことについては詳しい。ただ、音楽については疎いらしく、バッハやストラディヴァリの記述には色々謬りがある。ストラディヴァリは便宜上楽器の名前の用に用いられているが、正確には楽器の制作者の名である。バッハは平均律を作ったとされているが、あくまで12の音の平均を取っただけで12音階を発明したわけではない。あと、ムンクの叫びは叫んでいるのではなく、叫び声におののき耳を塞いでいるのだ。

一昔前に流行ったバウリンガルの政策秘話のようなものも書かれている。猫の言葉がわかるミャウリンガルなるものがあるとは知らなかった。

この本に対するなによりの不満は、一々携帯で、音のサンプルをダウンロードしなくてはならないことである。音の本なので、文字での説明は限界があり、やはり、現物の音を聞かなくては面白くない。なのに、その肝心な音が携帯でないとダウンロード出来ないのだ。著者が着メロ関係の会社をやっているせいだろう。なんとも、使い勝手の悪いものになっている。CD付きにするか、PC用のサイトが欲しかった。片手落ちの書物としか言いようがない。

オススメ度: レベル2
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《参考・関連図書》

音のなんでも小事典―脳が音を聴くしくみから超音波顕微鏡まで (ブルーバックス)音のなんでも小事典―脳が音を聴くしくみから超音波顕微鏡まで (ブルーバックス)
(1996/12)
日本音響学会

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↑お勧めである。余も持っている。

トコトンやさしい音の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)トコトンやさしい音の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
(2004/10)
戸井 武司

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声と日本人 (平凡社選書)声と日本人 (平凡社選書)
(1998/02)
米山 文明

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テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  22:37 |  思想 自然科学  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008.05/15(Thu)

自殺対策ハンドブックQ&A―基本法の解説と効果的な連携の手法 

自殺対策ハンドブックQ&A―基本法の解説と効果的な連携の手法自殺対策ハンドブックQ&A―基本法の解説と効果的な連携の手法
(2007/02)
本橋 豊

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なんともふざけたタイトルだが、中身は真面目? ところどことウケるのは余が捻くれているからか。

副題にあるとおり、平成18年10月28日に自殺対策基本法が施行された。この書の大半は、この法律の内容説明と、活用の仕方を紹介している。

面白かった部分は数値がけっこう詳しく載っているところ。ネットで調べれば出てくる物であろうが、その手間が省けるし、説明付きだから理解を助ける。年齢階級別のグラフとかも見ているだけで不思議な気分になれる。

この書がもっとも言いたいことをまとめると、「自殺する必要がないのに、自殺してしまう人がいる。その人を助けよう」ということに尽きる。だから、かなり理知的に、「日本の自殺をH17年比で30%減らすにはどうしたらいいか」という命題にたどり着いている。この30%という数字がどこから出てくるのかというと、フィンランドが自殺問題に取り組んで、10年で30%減少させた、というところからきている。
ゆえに、こうとも言っている。
「社会全体で自殺を減らすという目標を立てるとき、全ての自殺をなくそうという目標を立てているわけではないことをまず理解すべき」

さらに面白いのが、
「H10年以降の自殺の増加は、経済的理由等で社会的に追い詰められた中高年が自殺の増加が大きく寄与している。H17年の自殺者は30,539人(警視庁統計と若干違う)であり、H7年の自殺者21,420と比べて9,119人の増加。毎年約9,000人の過剰死亡が生じていると考えると、H10年からH17年までの間に約72,000人の過剰死亡があったと推定できる」

これは、面白い考え方だと思わないだろうか? つまり、H10年までの、年間20,000人は適当自殺人数だとしているのである。過剰死亡がどう言ったものか分かりやすくいうと、「混ぜるな危険」を知らずに混ぜてしまったような状況である。死せずとも、打開策があるにもかかわらず、それを知らずに自殺してしまう状況である。本書は、それをなくそうとしている。混ぜるな危険を周知させようとしているのである。

混ぜると死ぬことがわかっている人間を止めることは出来ないし、止めたところでお互い不幸になるばかりだ。仮に、自殺がない世界を想像してみて欲しい。太宰も、乃木将軍も、藤村操も、屈原も、ウェルテルも、ヒトラーも、みんな病死か事故死か天寿を全うするか、刑死。なんと味気ない世界であることか。

自殺は単に嫌な世の中を終わらせるという物理的なことだけでなく、生を浮き彫りにするツールである。常に使用可能な状態に置いといてこそ、より有効なのである。そして、最終的にそれを使ったからといって、なにか不都合があろうか?

この本の良いところは、以上のように極めて主意主義的に語られているところである。間違えても、自殺ゼロキャンペーンとか、感情に訴える作戦には出ない。

もし、生きることが自明であり、誰一人として生に対する疑問を抱かぬような世の中なら、余はそんな世に生きたくはない。過剰死亡を抑えるという点で、余は本書に非常に共感するところである。逆に言えば、過剰死亡以外の自殺を容認するという点で共感している。

完全自殺マニュアル

オススメ度: レベル3
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《参考・関連図書》

家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル
(2006/01/21)
下園 壮太

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自殺予防 (岩波新書)自殺予防 (岩波新書)
(2006/07)
高橋 祥友

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いのちが危ない!―スピリチュアル・カウンセラーからの提言いのちが危ない!―スピリチュアル・カウンセラーからの提言
(2005/04)
江原 啓之

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テーマ : 自傷・OD - ジャンル : 心と身体

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2008.05/11(Sun)

スーツ屋の話 

 某大手スーツ屋と話していて、余が、
「そういえば最近、スーツカンパニー21とか、オリヒラとか、小洒落たスーツ屋が出てきましたね。いままである、大手スーツメーカー大丈夫なの?」

 みたいなことを言ったら、「別に平気」みたいなことをいう。「なんで平気なの?」と突っ込んでみたところ、余の知らなかった事実が。wikiでも確認した。

AOKI=オリヒラ
コナカ=スーツセレクト
青山=スーツカンパニー

 だと言う。余は小洒落たナウイつもりでスーツカンパニー21でスーツを買ったが、実はコナカだったとは……。別にいいんだけど。知らなかったからびっくりした。

「じゃ、品物は同じわけ!?」
ときいてみると、小洒落た店達の方は「トレンド性がある」らしい。もうわざわざ東京の小洒落た店まで行かない。郊外型大型紳士服店で充分じゃ。

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《参考・関連図書》
スーツの適齢期 (集英社新書 433H)スーツの適齢期 (集英社新書 433H)
(2008/03)
片瀬 平太

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大人の男のスーツ図鑑大人の男のスーツ図鑑
(2006/08/11)
スーツ向上委員会

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[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
(2004/01/22)
落合 正勝

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テーマ : ファッション - ジャンル : ファッション・ブランド

【編集】 |  01:53 |  余の日記  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008.05/08(Thu)

朝食会 安倍VS胡錦涛 

安倍、海部、中曽根、森の歴代首相と、中国の胡錦涛が朝食をとった。約一時間の朝食会で、おべっかや社交辞令が飛び交う中、安倍晋三前首相が一気に和やかな雰囲気をぶっ壊したらしい。KY総理の異名をとっただけのことはある。安倍晋三健在なり。

以下は産経新聞より抜粋
…………………………………………………………………………………………………………

安倍氏:「お互い国が違うので、利益がぶつかることもあるが、戦略的互恵関係の構築に向け、相互訪問を途絶えさせない関係をつくっていくことが重要だ」

 これは、小泉氏の靖国参拝をめぐり中国側が首脳交流を途絶えさせたことを暗に批判したものだった。安倍氏はその上で、「チベットの人権状況を憂慮している。五輪開催によって、チベットの人権状況がよくなるのだという結果を生み出さなければならない」と指摘した。

 会場には緊張感が走り、出席者はみな一様に黙り込んだが、安倍氏はさらにウイグル問題にも言及した。東大に留学中の平成10年の一時帰国中、国家分裂を扇動したとして中国に逮捕されたトフティ・テュニヤズさんについて「彼の奥さん、家族は日本にいる。無事釈放されることを希望する」と求めたのだ。

 「私はその件は知らないので、正しい法執行が行われているか調べる」

 胡主席は、こう返答したが、チベット問題については触れようとしなかった。

 安倍氏の発言で生じた気まずい雰囲気を修復しようと動いたのが森氏だった。北京五輪について「中国はメダルをたくさん取る作戦でくるのでしょうね」と水を向け、胡主席の笑顔を引き出した。

            ◇

 朝食会での安倍晋三前首相の発言要旨は次の通り。

 戦略的互恵関係の構築に向け。相互訪問を途絶えさせない関係をつくっていくことが重要だ。国が違えば利益がぶつかることがあるが、お互いの安定的関係が両国に利益をもたらすのが戦略的互恵関係だ。問題があるからこそ、首脳が会わなければならない。

 私が小学生のころに日本で東京五輪があった。そのときの高揚感、世界に認められたという達成感は日本に対する誇りにつながった。中国も今、そういうムードにあるのだろう。その中で、チベットの人権問題について憂慮している。ダライ・ラマ側との対話再開は評価するが、同時に、五輪開催によってチベットの人権状況がよくなったという結果を生み出さなければならない。そうなることを強く望んでいる。

 これはチベットではなくウイグルの件だが、日本の東大に留学していたトフティ・テュニヤズさんが、研究のため中国に一時帰国した際に逮捕され、11年が経過している。彼の奥さん、家族は日本にいる。無事釈放され、日本に帰ってくることを希望する。

…………………………………………………………………………………………………………

 安倍という男は真面目な男である。首脳級レベルの会合で、いち逮捕者の釈放を要求するなど普通は出来ない。だいたい、漠然と抽象的な話になるのが普通だ。安倍はそれを平然と言ってのけた。

 一見、非戦略的な安倍の実直さは、どのように評価していいものやら、正直首を捻る。ただ、意味もなく友好関係を深めるだけだと、それこそ、朝食をおごってやってお終いという、やはり、非戦略的な物になってしまう。友好関係とは、利害の依存関係なので、朝食もパンダもほとんど関係ない。

 安倍は首相の器ではないが、既成の概念を破壊する一議員としては、なかなか期待のしがいがある物と思われる。

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《参考・関連図書》
美しい国へ (文春新書)美しい国へ (文春新書)
(2006/07)
安倍 晋三

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美しい国ブータン―ヒマラヤの秘境のブータンに学ぶ「人間の幸せ」とは!? (カニ心書シリーズ)美しい国ブータン―ヒマラヤの秘境のブータンに学ぶ「人間の幸せ」とは!? (カニ心書シリーズ)
(2007/09)
平山 修一

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子どものための美しい国子どものための美しい国
(1988/04)
ヤヌシュ・コルチャック

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テーマ : チベット問題について - ジャンル : 政治・経済

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2008.05/03(Sat)

Gibson Custom Shop 1960 Special Single Cutaway Vintage Original Spec 

ギブソン カスタムショップ レスポールジュニア

lpjrcs.jpg

なんと、最後の2006年製とのことで、20万ちょっとで新品が売っていた。07年制だと30万以上はする。良かったら買い候補に加えようと試奏してみた。

作りは非常にいい。さすがカスタムショップといったところ。フレット処理や調整も良く、普通に弾きやすい。音は、こういうギターにありがちな、特徴のないもの。よく言えばきれいにまとまっている。はっきり言って余の心は動かされなかった。ぶっちゃけた話し、余の持っているメロメの方がよほど熱い音が出る。人それぞれだし、贔屓もあるのでなんともいえないが。

まったくP90という感じがしなかったのも事実である。ロックギターというよりは、うらぶれて、斜に構えたジャズをやる方が似合う。作りを精巧にすることにより、本来最もギブソンであるべきギブソンカスタムショップが、粗雑なロックギターからかけ離れてしまうというのは皮肉な話である。

あと、余はVOS(Vintage Original Spec)が嫌いである。レリックも嫌いである。なんで新品をわざわざボロくする必要があるのか分からない。オールドに憧れるのはわかるが、オールドギターと新品を汚しただけのギターはまるで違うものである。見た目は確かに似ている。しかし、それは安物の陶器を埋めて時代を出すという贋作制作に等しく、不粋であり潔くない。VOSなどという半端物はなおさらである。しかも、わざと汚した分の料金が上乗せされていると思うと、なお面白くない。一年も使っていればVOSぐらいは汚くなる。

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《参考・関連図書》

ザ・ギブソン・レスポール・サウンド―94人の名ギタリストと名盤100枚以上を完全収録! (エイムック (1211))ザ・ギブソン・レスポール・サウンド―94人の名ギタリストと名盤100枚以上を完全収録! (エイムック (1211))
(2006/06/01)
不明

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レス・ポール読本―ヴィンテージ・エレクトリック・ギターの最高峰レス・ポールを饒舌なまでに語り尽くす!   エイ文庫レス・ポール読本―ヴィンテージ・エレクトリック・ギターの最高峰レス・ポールを饒舌なまでに語り尽くす! エイ文庫
(2002/11/07)
ヴィンテージギター編集部

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50 Years of the Gibson Les Paul: Half a Century of the Greatest Electric Guitars50 Years of the Gibson Les Paul: Half a Century of the Greatest Electric Guitars
(2002/04/26)
Tony Bacon

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テーマ : ギター - ジャンル : 音楽

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2008.05/01(Thu)

完全自殺マニュアル 

完全自殺マニュアル完全自殺マニュアル
(1993/07)
鶴見 済

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名著である。初版が1993年7月。余が購入したのは2007年12月発行の第103刷。一昔前、話題にもなり、問題にもなった。古い情報だから使えないなどと言うことは全くない。人体の構造など15年前となんら変わっていないのだから。これに書かれた知識で十二分に死ねる。

自殺の仕方が淡々と記されている。薬の致死量、首つりの仕方と原理、飛び降りる高さ、死に場所における注意点、等、過去の事例に照らし合わせ、どのようにすれば上手く死ぬことが出来るのかを取り扱った書。とくに首つり自殺の項は興味深い。首つりが最も簡単で確実であるとは知らなかった。首つりと首締めは違うのである。首締めは窒息死であるのに対し、首つりは脳への血液を止めて脳を酸欠状態にする。首つりのコツは斜め後方に締めることだ。そうすることにより、動脈を塞ぐことが出来る。苦痛はなく、一瞬で意識を喪失するという。様々なケースが紹介されているので、是非参考にしていただきたい。

言葉の端々に、著者の人生に対する憎しみのような物が感じられて読み応えがある。生きるとはなにか、という永遠のテーマを考える上でも読んでおいて損はない。また、死の想像を喚起する妙な臨場感があり、ぞくぞくする。

余は自殺肯定論者である。だからといって、別に生きることを否定しているわけでもない。普通に、「死ぬ人間は凄いな」と思う。余が生に執着している証である。「生きるなんてどうせ下らない」と言って死んだ漫画家の話が紹介されている。おそらく、多くの人が「生きるなんて下らない、人生など馬鹿げている、人間は存在するに足らない、おのれも世界も無くなってしまえ」などと一度ならず感じ、考えたはずである。しかし、死ねないのが人である。故に余は本当に死ぬる人間に感じ入る。

現代は生きにくいどころか、生きることが苦しい世の中である。とかなんとか言うが、あまり自殺率とは関係ないようだ。2007年は32,155人で、前年度比-397人の減少である。一番多かったのは2004年の34,427人である。まぁ、現代に希望が無いのは確かであろう。余は幽かな希望が捨てきれんからまだ死なぬが。

著者は冒頭で、安保闘争、チェルノブイリ、アフガン侵攻、オイルショック等を上げて「デカイのがくる!」と期待して、「でも結局、デカイのなんかこなくて、22世紀はちゃんとやってくる。いつまでも昨日と同じつまらん明日がくるだけ」といったようなことを書いているが、デカイのはおそらくくる。否、来なければならない。余は別に期待しているわけではない。ただ、今の日本のままではいけない! 諸賢、デカイのを期待するのをやめようではないか! 待ってたって来やしない! この腐った政治や社会を変えなければ、我々も日本も本当に下らんものに成り下がってしまう。我々がデカイのを捕まえる必要がある! 今の日本にはデカイのを一発喰らわせてやらねばならないっ! なぜって、ガソリンを入れるのに一時間以上も待たされたんだからっ!!!

自殺を試みようとしているならば、強く一読を勧める。日本に未遂が少ないのはこの本に依るところが大きいようだ。ヨーロッパではこの種の本が発禁処分されているという。オープンなはずのヨーロッパで発禁とは些かショック。自殺未遂者を増やしても仕方がないと思う。確実に遂行するためにも読んでおいて損はない。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》

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