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2008.06/29(Sun)

タイゾー化する子供たち  

タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)
(2006/09/22)
原田 武夫

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タイゾーとは、衆議院議員の杉村太蔵氏のことである。余はこの本を、100円ショップの「ダイソー化する子どもたち」だと思って面白そうだと手に取った。違った。

子どもたちがタイゾー化するとはどういうことか。大した努力をしなくても、向こうから幸運が転がり込んでくると信じている子どもたちが増えたと著者は嘆いている。しかし、この本の趣旨は、子どもなどどうでも良く、いかにアメリカという国家が戦略的に日本国を無力化しようとしているかであり、得々と説かれている。

内容はいわゆる陰謀論で、ローマクラブとか、300人委員会とか、ロスチャイルドとか、影から大きな力が人類を支配しようとしている、という前提から書かれている。

余が捻くれているのか、人が人を支配しようと企むのは当たり前なことで、著者はさも重大なことのように語っているが、「そんな当たり前のことを」と思ってしまう。単純にいうと、アメリカが日本の国富をあの手この手で奪おうとしている、と著者は警戒している。そんなの当たり前のことではないか。どうして他人の富に目をつけないものがいるのであろう。況や国家をや。

著者は、小泉改革がアメリカに日本の国富を譲り渡したというが、余は違うと思う。改革開放路線は、なにも日本に限ったことではない。世界中が行っていることで、先進国でもっとも閉じた国は日本だっただけに過ぎない。

中国を見るといい。中国は開放路線まっしぐらで、外資を国内企業よりも優遇してきた。それが、巨大な経済発展に結びついたのである。今の時代、国内だけで何かしようとしたら、必ず衰退する。市場規模が違うのだから。世界の富を得ようと思ったら、世界に向けて国を開くしかないのである。世間に言えることであるが、小泉を悪者にして喜んでいては、真の問題を見誤る。日本は北朝鮮のようになる。

この本に記されているように、余も日本が頭脳無き国家では困ると思う。著者の言うとおり、日本人はエリートがなぜか嫌いである。本書ではこう書かれている。
「エリートの語源はフランス語の『選ぶ(élite)』従ってエリートの前提には選ぶ主体が存在する。エリートを選ぶのは日本国民であり、選ばれたエリートは日本国民のために奉仕する。この原則の前提は、選りすぐりのエリートが思考し、戦略的に行動することで、社会は国民全体のために良くなる、という社会工学的な発想がある。ところが、今の日本では、エリートが考え行動しても、結局は一部の特権階級の利益にしかならないから、まずはエリートの影響力をそぐことが第一、と社会工学的発想が否定される」

これが、どこの国でも積極的にエリートが活用されているのに、日本ではむしろ逆になってしまっている悲しい論理なのである。これは悪循環に陥る。国民はエリートの力を削ごうとし、エリートは国民に力を削がれないように、国民の力を削ごうとする。、制度的に残っているエリートシステムは、一層国民を搾取の対象だとしか見なさなくなる。そうした現状が起こっているのは事実なのだから、それが、アメリカの差し金だろうが、国民が愚かだからだろうが、関係ない。事実がわかった次点で改善する賢さが欲しい。

オススメ度: レベル3
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《参考・関連図書》
タヴィストック洗脳研究所タヴィストック洗脳研究所
(2006/03/18)
太田 龍

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300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!!300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!!
(1999/04)
ジョン コールマン

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ロスチャイルドの密謀ロスチャイルドの密謀
(2007/01/20)
ジョン・コールマン太田 龍

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テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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2008.06/27(Fri)

教師をめざす人間 

先日紹介した公教育の未来のなかで、余はこう書いた。

「藤原氏は、『教師をめざす人間はバカだけれども、真面目で情熱家である』と言っているが、少なくとも、余が知っている範囲で教師になりたがっている人間は純粋なルサンチマンを抱いているようなやつばっかりだった」

余がどのようなことを言いたいのかというと、以下のようなことなのである。これはあくまで余が感じたことである。実際に、聖人君子のような教師がいるかいないかは別として。以下の作文は、余が数年前に教員採用試験を受けた時の日記である。


 先日、教員採用試験なるものを受けて参りました。国公立学校の教師になるにはこれに合格せねばなりません。これに合格せずとも、講師として教えることは可能なのです。しかし、講師は正式な教員ではないので給料も安いのです。公務員削減が叫ばれている中、教師なんぞは全部講師にしてしまえばいい、と思うのはわたしだけでしょうか? 教師になろうと思って熱意を燃やしている人間ほど、客観的に見て教師に向かなさそうな人間が多いです。なぜなら、人にものを教えることを前提に学問するというのは、学問に対する冒涜ではないでしょうか。教えるために学ぶ。それは、真理の追究を放棄した、まさに異端と言わざるを得ません。どんなに人品卑しからざる人間でも、その人間が教師になりたいと熱く語っているのを見てしまうと、わたしは彼の後ろ側から俄にわき出る支配欲とでもいうのでしょうか、そういった、露骨なほどに優越感を希求してやまぬ無意識の影が、わたしの心に一抹の不安を起こさずにはおかないのです。


ちなみに、今もこの考えは変わっておらん。

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テーマ : 教員免許 - ジャンル : 学校・教育

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2008.06/24(Tue)

教育三法の改正で学校はこう変わる! 

教育三法の改正で学校はこう変わる!教育三法の改正で学校はこう変わる!
(2007/11/08)
小島 宏/寺崎 千秋

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「ぎょうせい」が出版しているもの。教育基本法の改正に伴った思想的なものではなく、実務的なもの。例えば、学校評価制度の活用の仕方、とか、副校長・指導教諭・主幹教諭の役割とか、教育委員会の権限の移行、等、具体的に記されている。

実際の教職員が参考にする書物であり、一般人には少々硬すぎ、細かすぎかもしれない。旧法と改正がどのくらい違っているのか知りたい方には、思想面での補助的な役割を果たすと思うので、読んでも損はない。160頁と全体的に少ない。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

教育の力―「教育基本法」改定下で、なおも貫きうるもの (岩波ブックレット NO. 715)教育の力―「教育基本法」改定下で、なおも貫きうるもの (岩波ブックレット NO. 715)
(2007/12)
安積 力也

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教育法規これだけはやっとこう 2009年度版 教育基本法教育―教員採用試験 (2009) (教員採用試験シリーズ 371) (教員採用試験シリーズ 371)教育法規これだけはやっとこう 2009年度版 教育基本法教育―教員採用試験 (2009) (教員採用試験シリーズ 371) (教員採用試験シリーズ 371)
(2007/12/01)
教員採用試験情報研究会

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改定教育基本法どう読みどう向きあうか (かもがわブックレット (164))改定教育基本法どう読みどう向きあうか (かもがわブックレット (164))
(2007/03)
浦野 東洋一佐藤 広美

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テーマ : 教育問題について考える - ジャンル : 学校・教育

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2008.06/22(Sun)

公教育の未来 

公教育の未来公教育の未来
(2005/05)
藤原 和博

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この本は終章をまず最初に読んだ方がいい。終章には著者である藤原和博氏の思想が、いささか簡潔すぎるくらい簡単に書いてある。これを前提にしないと、いったいどうして公教育改革を行おうとしているのかがわからなくなる。

一言でいえば、藤原氏の教育の目標は「市民」をつくることだ。学校の目標も「自立と貢献」だという。もう、国家が人びとの幸せを規定して、一億総火の玉になって、国家のめざした目標に突っ走る時代では無くなった。というわけだ。これからは、一人一人が異質性を理解し、自らが主体的に幸福を追い求めるひつようがある。らしい。

余はこういった、新しい価値観を押しつけることは、逆に窮屈にしてしまうので嫌いだ。昔、匿名性の高いプロクシが重宝されて、ランクに分けられるのだが、格言みたいなかんじで、「もっとも優れた串は、串であることがわからない串である」というのがあった。教育も統治も同じであろう。「もっとも優れた統治とは、統治している(されている)ことがわからない統治である」統治者には、是非これをめざしていただきたい。

わけのわからぬ思想を抜きにしても、本書は面白い。例えば、学校の無力化、衰退を取り上げる。70年代のある時期から、学校や教師はありがたいものではなくなった。では70年代になにが起きたのか。「全体として、親の学歴が、教師のそれを越えてしまったのである」と藤原氏は言う。なるほどと思った。いま思い返してみると、小学校の教師はバカ揃いだし、大学で教師になりたがる奴は、倒錯した情熱を抱いていた。せめて、校長くらいまともなものがならなければ、学校・教師が信用されなくて当たり前。

藤原氏は、「教師をめざす人間はバカだけれども、真面目で情熱家である」と言っているが、少なくとも、余が知っている範囲で教師になりたがっている人間は純粋なルサンチマンを抱いているようなやつばっかりだった。

オススメ度: レベル3.5
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《参考・関連図書》

親と子の[よのなか]科   ちくま新書親と子の[よのなか]科 ちくま新書
(2002/05)
藤原 和博三室 一也

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世界でいちばん受けたい授業―足立十一中『よのなか』科世界でいちばん受けたい授業―足立十一中『よのなか』科
(2001/10)
藤原 和博

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中学改造 学校には何ができて、何ができないのか中学改造 学校には何ができて、何ができないのか
(2002/06/18)
藤原 和博櫻井 よしこ

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テーマ : **おすすめbook!!** - ジャンル : 本・雑誌

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2008.06/21(Sat)

私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために 

私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために
(2005/02/16)
和田 秀樹

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2005年に出版されている。ネット右翼がもっとも華やかなりしころ。いまや、ネット右翼も、右翼も下火になった。というよりも、冷静な目線になってきたのではなかろうか。もしくは燃えたぎるのがバカらしくなったか。極端に左でもなければ、右でもない。関係ないかも知れないが、いま思い返すと、小泉人気と国粋的盛り上がりは被っていた。小泉という首相は国民に承認を与えたといえるかも知れない。国粋的盛り上がりを考えるとき、為政者の資質は切り離せない。

おそらく読者は、二度驚く。本の内容の余りのバカさ加減で一度。そして、著者の高学歴を見て一度。東大医学部なのにこんなにアホなの!? 本書では、こんな見出しが続く。「アメリカに対しても日本人の誇りをもて」「国のために自分を犠牲にできるか」「日の丸君が代を大切にする人間に育てる二つの鍵」などなど、一見しただけでアレルギー反応を起こす人もいるかも。

しかし、意図的に世論に迎合しているとしか思えぬ節がある。例えば41ページで「少年犯罪が増えた」と嘆き持論に有利になるように使う。もちろん、これは嘘で、少年犯罪は減っている。本人が112ページで「統計的には少年犯罪は増えていない」と暴露している。極端な右翼的姿勢も、おそらくは世論に迎合するようにわかっていて書いている。本人はさらさら右翼的な気など無いのではないか? と疑いたくなる。当時だから許された言説で、いまこんな事を言っていたらアホすぎる。

というのも、この本、後ろに行けば行くほど、過激さが減ってきて、まともになってくるのである。まるで別人が書いている感さえ否めない。

本書で「日本企業が、中国や韓国の企業との競争に敗れ、日本企業が彼らの資本に呑み込まれたとする。その時、彼らが忠誠心を試すつもりで、日の丸君が代を排斥してきたときに、出世の妨げや、首になろうとも、日の丸君が代を守れるだけの誇りをもった人間をどれだけ育てられるか」という問いが出てくる。

これの解は知らないけれども、時々、君が代を歌わなかったりして、懲戒される教師がいる。余は、「日本国の教師なのになんとけしからん連中であるか」と不愉快でもあったが、上の問いを読み、「なんと信念を持った連中であるのか」と、その是非はともかくとして、ちょっと見直した。

余が中国企業から禄をはむようなこととなり、上記の問いが起こったとき、はたして、処分された教師どものような信念ある行動がとれるやら。

オススメ度: レベル2
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《参考・関連図書》

情動と感情の教育学情動と感情の教育学
(2000/08)
坂元 忠芳

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教育理念の再生 (日本の教育改革をどう構想するか 民間教育臨調の提言)教育理念の再生 (日本の教育改革をどう構想するか 民間教育臨調の提言)
(2005/12)
金井 肇西澤 潤一

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「愛国心」の研究 (シリーズ「教育改革」を超えて)「愛国心」の研究 (シリーズ「教育改革」を超えて)
(2004/02)
柿沼 昌芳永野 恒雄

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テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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2008.06/19(Thu)

松下村塾と吉田松陰―維新史を走った若者たち 

松下村塾と吉田松陰―維新史を走った若者たち松下村塾と吉田松陰―維新史を走った若者たち
(1996/03)
古川 薫

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幕末の志士、吉田松陰の伝記である。とくに、松下村塾での出来事が詳しく載っている。そこに参集する若者、高杉、久坂、伊藤、山縣、といった、幕末から明治にかけて活躍するキャラたちの若き日の姿が描かれている。すべて、松陰を通しての彼らの姿なので、意外な一面とかもある。

しかし、これを読んだからと言って、松陰の思想がわかるわけでもない。というのも、松陰はかなり頭が良くて、松陰の行動には、いくつもの先を予測してのことがある。だから、行動だけを見たのでは、彼がなにを本当にやりたかったのか判然としないのである。日本を諸外国に負けないようにしようとするのであるが、おそらく、それだけの狙いではあるまい。なにか、神懸かったところがある。

本書は萩のカラー写真をふんだんに使い、視覚的にも松陰の時代や町をうったえる工夫をしている。また、字がでかくて読みやすい。注は小さくて読みにくい。読みにくいが、注には結構重要かつ興味深いことが書かれているので、ぜひ、とばさずに読みたい。

「勉強なさられませい」 by 松陰

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
(1998/09)
司馬 遼太郎

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吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)
(2002/09)
古川 薫

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吉田松陰の実学―世界を見据えた大和魂 (PHP新書)吉田松陰の実学―世界を見据えた大和魂 (PHP新書)
(2005/05)
木村 幸比古

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テーマ : ぐっときた本 - ジャンル : 本・雑誌

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2008.06/17(Tue)

余は予言する。橋下府政は必ず悪しき政の見本となる 

hasimoto.jpg

橋下は財政再建の美名のもと、様々な福祉、厚生を廃している。また、廃そうとしている。法人の見直しだけは評価してもよい。日本が貧しくなる中で、府のサービスが現状通り賄えないのはわかる。しかし、それは、トップが先頭を切ってやることではない。トップが旗を振って「貧しくなりましょう!」などとやってはいけない。無理になれば無理になるのである。自治体に金を貸す金融機関がなくなり、府債が発行できなくなって、初めて切り詰めればいいだけの話なのである。

また、その方がいいのである。そうすれば、市民が身を以て、なにが必要で、なにが必要じゃなかったか、見えるようになる。橋下が好き勝手に削減したんじゃ、崩壊したときに、結局「橋下が悪い」というだけで、市民はなにも学ぶところがない。貧しくなってから削減するのも、貧しくなる前に削減するのも結果は同じ。余がなにを言いたいのかと言えば、「貧しくなることを前提とし、貧しくなることを見込んで、貧しくなる行政を行うトップなどは必要ない」という一点に尽きる。貧しくなるためになら、トップは必要ない。放っておけばいいのだ。トップの役目とは、どれほど国が貧しくなろうとも、線引きされた地域を富ますことである。しかし、日本は民主主義。住民が貧しくなりたいというならこの限りではないが……。世の中には死を熱望する人間だっている。

皆、橋下に騙されている。自分たちが選挙で選んでしまったという負い目(ノックで懲りていると思いきや、大阪人は本当に懲りない)もあるだろうが、橋下パフォーマンスに騙されている。

想像してみていただきたい。大阪の府知事が、アメリカからやってきた都督だったとしたら。アメリカからやってきた都督は橋下と同じことをする。つまり、府民に対して、自らの欲求を抑えろと言う。府民の文化会館も閉鎖するし、府庁の職員の給料も引き下げる。私学助成も廃止する。一学級の人数も増やす。諸賢は、これをアメリカ人の横暴だと怒るのではないか。アメリカ人がどれほど財政再建を謳おうとも。

昔、東京が銀行税を導入したら、大阪もそれを真似た。その結果、メガバンクが大阪から次々に本店を移してしまった。銀行税は東京だから出来る技なのだ。いま橋下がやろうとしていることは、大阪の空洞化だ。ソフトバンクはぼろぼろのボーダフォンを立て直した。ソフトバンクは通話料や使用料を上げただろうか? ソフトバンクは通話料を下げたのだ。もし、ソフトバンクが財政再建のためと通話料を上げていたら、いまの興隆はあるまい。

前回の東京都知事選挙で、外山恒一という候補者がいた。政見放送の演説の中で、
「わたしには建設的な提案なんて一つもない! いまはただ、スクラップアンドスクラップ、全てをぶち壊すことだ!」
と叫んでいた。まさしく今、橋下がやってることじゃないか。橋下は選挙の時に明言しなかったからタチが悪い。

個別最適化は絶対に良い結果にならない。大阪近郊は大阪の低迷を見込んで、利を得るが良かろう。しかし、本来、国家の興隆とは国民の過剰な要求がなされてこそ、ついてくるものであるのに、現在の日本は多くが「諦め」と「虚無感」にとらわれてしまっている。ここに、さらに欲望を否定するような首長が現れた日にゃ、もう世界で覇を唱えるなどは夢のまた夢。

また、橋下は道州制道州制とバカの一つ覚えで繰り返す。「道州制にするしかないんです!」結局、交付税を分捕りたいだけじゃないか。「みなさん、国が交付税を寄越さないから、大阪は貧しくなるんですよ。私は悪くない」と言っているのと同じだ。三位一体で減ったとはいえ、交付税の分量など、昔からわかっていたことだろう。首長としてのプライドが感じられない。ちなみに、道州制地方分権は、地方に三位一体の被害どころではすまぬ壊滅的打撃を与える。

どうして地方分権などという輩が出てくるのか。日本は狭いし通信網の発達している。歴史から見て、世界が小さくなっているということは、諸賢も異論のないところだと思う。それなのに、どうしていま地方分権が叫ばれているか。それは、単に「中央の配分の仕方が気に入らないから」というだけのことなのだ。消極的極まりない地方分権論なのだ。

東京都知事候補 外山恒一 政権放送


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《橋下にお勧め本》

ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造ポスト・デモクラシー―格差拡大の政策を生む政治構造
(2007/03)
コリン・クラウチ山口 二郎

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政治学史政治学史
(1985/01)
福田 歓一

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現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)
(1996/10)
見田 宗介

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テーマ : 地方自治 - ジャンル : 政治・経済

【編集】 |  00:38 |  余の日記  | TB(0)  | CM(2) | Top↑
2008.06/14(Sat)

あまりに暇だったので…… 

プロフの画像つくったついでに民主党のポスターをつくってみた。
ちなみに、下が現行の本物です。

やっぱプロがつくったのは上手にまとまってるよなぁ。



huseinn minnsyu







ozawa.jpg

↑本物

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《参考・関連図書》

民主党の研究 (平凡社新書 401)民主党の研究 (平凡社新書 401)
(2007/12/11)
塩田潮

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自民党の終焉―民主党が政権をとる日 (角川SSC新書 1)自民党の終焉―民主党が政権をとる日 (角川SSC新書 1)
(2007/10)
森田 実

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民主党はなぜ、頼りないのか 不毛の二大政党制の根源を探る民主党はなぜ、頼りないのか 不毛の二大政党制の根源を探る
(2007/04/13)
田村 重信

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テーマ : イラスト - ジャンル : 趣味・実用

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2008.06/12(Thu)

秋葉原事件から三日目の秋葉原 

昨日秋葉原に行ってきた。事件が発生して三日目。街全体として、一見いつもと変わらないようだった。心なしか、華やかさを自粛しているような気もしないでもない。余の気のせいかも知れない。メイドはいつもの場所で客引きをしていた。

ただ、献花台や、事件現場は、誰もが事件を意識せざるを得ない。常時数百人が通り過ぎる。花を供えるものや、手を合わせるものだけでなく、誰もがなんらかの思いを持っているはずである。その集積はやはり影響する。いつもなら、なにも気にせず、何度でも行き来できるが、余は人の目が気にるし、野次馬のように思われるのも嫌だし、献花台の前を二度通ることはしなかった。

三日目だというのに、マスコミが多い。そこらかしこにいる。他にすることはないのだろうか。ソフマップの前には、サングラスをかけて黒いスーツを着た明らかなヤクザが報道関係者と一緒に行動していたが、あれは一体なんなんだ?? マスコミ報道を散々見た挙げ句に言うのも気が引けるのだが、マスコミがうじゃうじゃいて、写真を撮ったり、カメラを回していたりする姿は、あまり気持ちいいものではない。と言いつつ写真を撮っている余は一体なんなのだ。写真を撮っている一般人は余を含めて何人かいた。皆、逃げるように、また、反省するように写真を撮っていた。


2分足らずでこれだけの報道を撮った。外人の報道もいた。ヤクザは怖かったから撮らなかった。
houdou.jpg

テーマ : 秋葉原無差別殺傷事件 - ジャンル : ニュース

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2008.06/09(Mon)

秋葉原で通り魔、7人死亡=トラックではね、ナイフで襲う-25歳男逮捕 

akiba.jpg



秋葉で凄い事件があった。トラックでホコテンに突っ込み、次々にサバイバルナイフで居合わせた人びとを襲う。7人死亡、10人怪我。

実は今日、余は前々から秋葉原に行こうと思っていた。なぜなら、6月8日はIKEBEリボレ秋葉原店の1dayバーゲンだからである。携帯のカレンダーにも登録しておいた。もちろん、徹夜する気なんかないから、昼ごろ行ってみようと思ってた。場末のブログだから言うが、IKEBEさんは、イベントの日に行くと、イベント外の商品でも積極的に割引してくれることがあるから。(←必ずじゃないと思うぞ)

だが、どういうわけかかったるくなってやめた。余は決してアキバ系ではないが、秋葉原が好きで時々うろうろしている。テレビで流れた光景は、何度もリアルで見た場所である。そこに自分がいてもおかしくない場所だ。だから、池田小学校事件より、ずっと感慨深いし身近なことに思えた。

世の中は治安が悪くなったと思っている人がたくさんいる。実際にテレビでも「犯罪多発!」などと煽る。

統計的に見ると、凶悪犯罪は減少を続けている。H19年は殺人の認知件数1,199件と戦後最低をたたき出した。日本は露骨なほど安全な国である。

だが、例え殺人がいまの半分の500件ぐらいになったとしろ、ひとたびこういった事件が起これば、人びとの恐怖を駆り立てるのには充分ではなかろうか? その恐怖に押しつぶされて、盗聴法も、監視カメラも、ゲートキーパー法も、警察官増員も、諸手を挙げて賛成するのではなかろうか。どれほど、犯罪率が下がろうとも。

余も今回の事件はショックである。どれほど犯罪件数が減ったという統計を見たところで、「全然日本は安全な国だから大丈夫余裕」などとは言えないし、思わない。

体感治安という言葉があるとおり、統計と感覚は別物である。では、統計で犯罪が減っているのに、「治安が悪くなった」「犯罪に巻き込まれるかも知れない」と感じることは愚かなことなのであろうか? 余は全くそう思わない。

治安が悪くなったと感じる理由の一つに、おそらく、人びとの生活形態が似てきている。というのがあると思う。資料的な裏付けはないが、昔は、泥棒は金持ちの家にしか入らない、ヤクザはヤクザ同士で殺し合い、下町の社会は下町の社会で揉めて、山の手は山の手で騙しあう、みたいな。それが、最近世の中がぐっちゃになって、誰が味方で誰が敵だかわからなくなってきた。通底するもう一つの理由が、無差別殺人が多く報道されていることである。つまり、「自分は関係ない」ではすまされなくなった。理由もクソもなく、いつ被害にあってもおかしくない状況が出来上がっている。というより、人びとが犯罪を自分のこととして捉えるようになったから、と言えるのではないだろうか。確率は低いが、宝くじを買うが如く、次は自分の番かもと、しっかり意識しているのである。

こういう事件があると、より明瞭に自分の番が喚起される。

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

アキバblog=事件の様子

テーマ : 秋葉原無差別殺傷事件 - ジャンル : ニュース

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2008.06/07(Sat)

フリースクールとはなにか―子どもが創る・子どもと創る 

フリースクールとはなにか―子どもが創る・子どもと創るフリースクールとはなにか―子どもが創る・子どもと創る
(2000/07)
東京シューレ

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いかにせん情報が古いので、当時を探る参考程度に。

前半で、フリースクールとはなにか、という問題をとりあげて、東京シューレが考えるフリースクールを定義する。残りの半分は、東京シューレ内の紹介である。

フリースクールとは、なんだか、不登校児を収容する施設のようであるが、本来は、国策教育から独立して教育を行う学校という意味合いである。

いまでは、塾産業がフリースクールを名告りだした、と本書では嘆いている。塾に、「どうしてフリースクールを名告るのですか?」と聞いたら、「親御さんにウケがいいからです」という答が返ってきたそうな。商魂たくましい。

シューレの説明ではこう書いてあった。
「いわばシューレは、国立・公立という言い方をするならば、親立でつくりだしている草の根のフリースクール」
なかなか面白い。教育熱心な親が集まって、金を出して、自分たちの要求する教育を実現させていく。決して学力だけを求めるのではなく、模索的な要求を具現化していこうとするところがいい。

現在の日本では国家公認の学校が普通であり、フリースクール、または塾のようなところは一段と低いところに置かれている。しかし、グローバル化となり、国家の価値が低下すれば、国家の公認する学校もまた価値が低下すると思われる。その時に、本当の教育を担う機関はどこであるか、今一度考えてみなければなるまい。

後半のシューレの説明は10年近く前の情報なのでここでは述べない。HPを参考にされたし。
http://www.shure.or.jp/

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《参考・関連図書》

小中高・不登校生の居場所探し 2008~2009年版―全国フリースクールガイド (2008)小中高・不登校生の居場所探し 2008~2009年版―全国フリースクールガイド (2008)
(2008/03)
学びリンク編集部

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フリースクールガイド 2008~2009年版―居場所が見つかる! (2008) (もうひとつの進路シリーズ)フリースクールガイド 2008~2009年版―居場所が見つかる! (2008) (もうひとつの進路シリーズ)
(2008/02)
学習研究社

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子どもは家庭でじゅうぶん育つ―不登校、ホームエデュケーションと出会う子どもは家庭でじゅうぶん育つ―不登校、ホームエデュケーションと出会う
(2006/01/15)
東京シューレ

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テーマ : 不登校 - ジャンル : 学校・教育

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2008.06/06(Fri)

 

ザ・フェンダー ストウトキャスターザ・フェンダー ストウトキャスター
(2001/01)
不明

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たぶん、なにか、間違っている。

以上、どうでもいい話でした。

おかげさまで、余のブログが20000ヒットした。
ありがたい話です。
ちなみに、このブログはアマゾンのアフィリエイトをやっている。
余のブログを経由してアマゾンで買ってくれると、余に紹介料が入る仕組み。

20000ヒット記念に情報公開!!!

先月(2008年5月)の紹介料  82円!

ブログ立ち上げ(2007年1月)からの合計紹介料=1,087円!!


これって売れてる方なのかしらん? 見当がつかない。

ググったらこんなのが出てきた。
http://q.hatena.ne.jp/1195605748

うそだろ? そうか、儲かってるやつしか書かないんだよ、きっと。

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《参考・関連図書》

フェンダー・ストラトキャスター―Guitar magazine (リットーミュージック・ムック)フェンダー・ストラトキャスター―Guitar magazine (リットーミュージック・ムック)
(2004/10)
不明

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テーマ : ぐっときた本 - ジャンル : 本・雑誌

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2008.06/04(Wed)

自殺の思想 

自殺の思想自殺の思想
(2005/07/26)
朝倉 喬司

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題名通りの書。先日紹介した自殺対策ハンドブックでは、過剰死亡(本来自殺する必要がないと思われるのに、自殺してしまう死亡)をいかに減らすか、を論じていた。本書は、過剰死亡ではなく、死するべくして死んだもの達の思想が縷々述べられている。また、岡田有希子現象など、ある人物の自殺がどのような社会背景を象徴しているのか、人びとの考えにどのような影響を与えるのか、などを分析している。

なぜ、自殺がかくも異常なことのように論じられるのか。生の権力が介在しているという。もともと、フーコーの思想だ。以前の権力は生殺与奪の権力だった。しかし、国民国家、国家総力戦のような状況に地球がなってくると、国家は国民を管理して、有効に使用しなくてはいけなくなる。日本で厚生省が出来たのは省は昭和13年。まさに、全面戦争に突入する時である。

ではここで、生の権力を持つものは誰か、という話になるが、昔の王様のような権力者は現代にはいない。一体、我々は誰に支配されているのか? それは、一人一人の振るまいが、権力を創り出している、とフーコーは考える。

ここに、時代の新たな変遷を読み解くことは可能では無かろうか? 余は可能だと思う。以下は余の考え。

現在、自殺は悪だと思われている。しかし、なぜ悪であるかの明確な根拠はなく、法で以て規制されているわけでもない。日本人はキリスト教徒でもない。ただ、人びとの振る舞ってきた暗黙の了解が、自殺を悪としているのである。それは、国民国家的な協力関係を必要としてきた時代だったからこそ、有効であったとするならば、現在のグローバル化、国家国籍を離れた場所に於いて、つまり、同一性、ナショナリズム、社会的連帯感が切り離されたところで、誰が、誰の死を咎めるというのだ? また、誰が誰の死を悲しむ? 近い友人の中に、その感情は起こりえるが、世論としてのうねりは、過去の残滓に過ぎず、いずれは限りなく減少するであろう。

完全自殺マニュアル

オススメ度: レベル3.5
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《参考・関連図書》
図説 自殺全書図説 自殺全書
(1997/04)
マルタン モネスティエ

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フーコー・コレクション〈1〉狂気・理性 (ちくま学芸文庫)フーコー・コレクション〈1〉狂気・理性 (ちくま学芸文庫)
(2006/05)
ミシェル フーコー

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完全自殺マニュアル完全自殺マニュアル
(1993/07)
鶴見 済

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テーマ : 生き方 - ジャンル : ライフ

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