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2009.02/27(Fri)

小さき者へ 

小さき者へ (新潮文庫)小さき者へ (新潮文庫)
(2006/06)
重松 清

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重松清の短編集。小さき者へを含む、6編が収められている。小さき者へは、グレて手のつけられなくなった息子に父親が思いの丈を手紙で綴る話。グレたといっても、並大抵ではない。学校でいじめられ、その怒りを家庭に向けるという、なんとも勘弁して欲しい手に負えない息子だ。家の硝子は割る、母親を殴るなど、目を覆いたくなる駄目息子。

余が一番好きなのは、青あざのトナカイ。脱サラをしてピザ屋を始めたが経営に失敗してアル中の男の話。もちろん、妻子にも逃げられてる。

っていうか、どの短編も駄目人間が目白押しだ。重松は急な坂道の真っ最中にいる人間を描きたかった、と後書きで書いている。人生上手くいっていない人を描いたらしい。息子がぐれている、ぐれている少女が主人公、脱サラ失敗、離婚、いじめ、そんな主題が盛りだくさん。余はバットエンドの鬱話は嫌いではないが、さすがに、全編鬱主人公の鬱話となるとつらいものがある。

でも、面白いのでお勧め。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

きみの友だち (新潮文庫)きみの友だち (新潮文庫)
(2008/06/30)
重松 清

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その日のまえに (文春文庫)その日のまえに (文春文庫)
(2008/09/03)
重松 清

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希望ヶ丘の人びと希望ヶ丘の人びと
(2009/01/16)
重松 清

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テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  15:21 |  小説 文章 作法  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.02/22(Sun)

資本論 (まんがで読破) 

資本論 (まんがで読破)資本論 (まんがで読破)
(2008/12)
マルクス

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死に至る病と一緒に、ついでに買ってきた。余は死に至る病に期待していた。結果は、この資本論の方がはるかに面白かった。

資本論はもともと、貨幣とは、所有とは、労働とはなにか、を考察したものだ(と聞いたことがある。読んでないので詳しくは知らない)。本書は哲学めいたもの、思想めいた解説は一切ない。ロビンという青年を中心に、人間の物欲、労働者、支配階層などを織り交ぜ、一本の物語にしている。

故に、題名は文学っぽく「苦悩の果て」とか、「チーズ工場物語」とかでも全然行ける。というか、資本論と銘打っていなければ、だれもマルクスの資本論と関係があるとは思わないのではなかろうか。

かといって、思想的内容がないのかと言えばそうではない。文学の力として、資本主義の問題点? を鋭く突いている。もっとも、本書は暴力(ゲバルト)が発生しているので、権威としての民主主義に闘争心を抜かれた現代の資本主義とは若干趣を異にする。その点で「ああ、昔は大変だったのだなぁ」などと感想を持たれてしまうのは残念である。単にゲバルトがなくなっただけで、現在の資本主義も、この書に描かれている資本主義も一切本質は変わっていない。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)超訳『資本論』 (祥伝社新書 111)
(2008/04/23)
的場 昭弘

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資本論 1 (1) (岩波文庫 白 125-1)資本論 1 (1) (岩波文庫 白 125-1)
(1969/01)
マルクス

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『資本論』を読む (講談社学術文庫)『資本論』を読む (講談社学術文庫)
(2006/12/08)
伊藤 誠

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テーマ : マンガ - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  11:14 |  その他  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.02/18(Wed)

死に至る病 (まんがで読破) 

死に至る病 (まんがで読破)死に至る病 (まんがで読破)
(2009/01/30)
キェルケゴールバラエティアートワークス

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まんが資本論が新聞で取り上げられたりして、人気に勢いがついてきたまんがシリーズ。キェルケゴールの「死に至る病」である。

はっきり言って駄作。おそらく、書いている人たちも、キェルケゴールの思想を充分に理解できていないのだと思われる。余は昔、死に至る病を読んだが、難解でよくわからなかった。が、ここに書かれているような単純な話ではないことは確かである。

本書はキェルケゴールの簡単な伝記として楽しむのなら問題ない。哲学的思想を得ようと思うなら間違いである。急がば回れ、原作を研究した方が早いだろう。


オススメ度: レベル2
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《参考・関連図書》

罪と罰 (まんがで読破)罪と罰 (まんがで読破)
(2007/10)
ドストエフスキー

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わが闘争 (まんがで読破)わが闘争 (まんがで読破)
(2008/10)
ヒトラー

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ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)
(2008/08)
ゲーテバラエティアートワークス

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ドグラ・マグラ (まんがで読破)ドグラ・マグラ (まんがで読破)
(2008/10)
夢野 久作バラエティ・アートワークス

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変身 (まんがで読破)変身 (まんがで読破)
(2008/04)
カフカ

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テーマ : マンガ - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  20:59 |  その他  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.02/14(Sat)

伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」 

伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」 (小学館文庫)伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」 (小学館文庫)
(2006/07/06)
林 康史

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題名の通り、伝説の相場師、ウィリアム・デルバート・ギャンの取引術を研究した本。ギャンは様々な著作を残している。その中でもわかりやすいのが28のルールである。28のルールが具体的に何であるかはググってもらうとして、本書では28のルールをもとに、現代の株取引に通用するよう解説されている。

具体的には、ギャンは総資金の10分の1のリスクを取るように言っているが、本書では、「初心者のうちは5%のリスクになるようにしよう」など。

解説者は日本人なので、ストップロスオーダーの話では、仏陀が弟子に語った二の矢を避ける寓話などを出している。

これから投資を始めようと考えている人、または、投資をやってきたが上手く行かない人は読んで損はないと思う。面白くわかりやすい書。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

初心者ほど儲かる!株をGAMEにする3つの仕組み初心者ほど儲かる!株をGAMEにする3つの仕組み
(2008/08/29)
泉 幹

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世界一わかりやすい!株価チャート実践帳世界一わかりやすい!株価チャート実践帳
(2008/03/19)
渋谷 高雄

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細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
(2008/09/01)
細野 真宏

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テーマ : 買うべき本 - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  10:43 |  金融経済金儲け  | TB(1)  | CM(0) | Top↑
2009.02/11(Wed)

現代政治学 第3版 

現代政治学 第3版 (有斐閣アルマ)現代政治学 第3版 (有斐閣アルマ)
(2007/10/04)
加茂 利男大西 仁

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初版は古いが、版を重ねるごとに加筆修正されているので、内容は新しい。余が読んだのは第三版。

政治学の基礎や本質といった物よりも、題名通り現代の政治が抱えた問題に焦点を当てて書かれている。だから、純粋に政治理念を知りたいのならば、「スタンダード政治学」の方がよい。

本書は細かくて広い。政策、政策過程を細かく論じたかと思えば、いきなり政治学史がはじまり、最新の政治学の潮流まで述べられている。

前半は政治全般について取り留めのない感じで書かれている(もっとも、一冊丸ごととりとめないとも言えるが)。

三分の二くらいから、国際社会論、グローバリズムについて述べられていて、読むに値する。8章の「集権と分権」以降が秀逸。ヨーロッパの歴史を振り返り、集権と分権の感覚に迫っていく。ヨーロッパは、ヨーロッパ合衆国を最終目標としている。一見すると、ヨーロッパは分権が非常に発達しているように見えるが、それは、大ヨーロッパという一つの思想があるが故に分権が可能になるという入り組んだ思想がある。ヨーロッパを糸口にし、民族とはなにか、グローバリゼーションとはなにか、と話が続く。例えば日中などは、最大の貿易相手国となるに従い、お互いの国民感情は悪化していった。国際化がもたらした一国の中での不平等が原因と説く。

その他にも、核兵器の、パワーバランスの歴史等が詳細に描かれていて興味深い。ただ、難しいことが難しく書かれているので初学者には難解。

スタンダード政治学

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

基礎からわかる政治学基礎からわかる政治学
(2008/11)
中村 昭雄

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政治学政治学
(2008/10)
加藤 秀治郎

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日本の国際政治学 1 学としての国際政治日本の国際政治学 1 学としての国際政治
(2009/01)
日本国際政治学会、

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テーマ : 買うべき本 - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  00:47 |  思想 社会科学  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.02/08(Sun)

ねえ、おかあさんさがして―すてきな「野の花の家」の子どもたち (母と子でみる) 

ねえ、おかあさんさがして―すてきな「野の花の家」の子どもたち (母と子でみる)ねえ、おかあさんさがして―すてきな「野の花の家」の子どもたち (母と子でみる)
(1998/08)
花崎 みさを

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ねえ、おかあさんさがして

親が捕まったり、親に虐待されたり、親が死んだり、捨てられたり、という、アブノーマルな家庭に生まれた不幸な子供達の物語。

家庭が歪んでいるので、子供達の精神も歪んでいる。シンナー、盗み、暴力のオンパレード。

そのような状況から園長(著者)さんの愛を受けて更生していく姿が描かれている。

我々の社会の負の部分を見せつけられた感じがする。我々の隣にはこういう社会、こういう人生があると言うことを知っておくのも良いかもしれない。写真が多く読みやすい。一晩で読める。2200円するが、寄附だと思えば安い。

現在、地球規模で経済状況、生活環境が悪化している。そこで、社会的福祉を排除するか、もしくはおのれの生活水準を犠牲にしても社会的福祉を許容するか、選択の時がくる。経済状況悪化の具合にもよるであろうが、現在の物質的余裕が永続しない限り、選択の時は必ず来る。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

福祉ってなんだ (岩波ジュニア新書)福祉ってなんだ (岩波ジュニア新書)
(2008/01)
古川 孝順

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児童福祉 (ベーシックシリーズ ソーシャルウェルフェア)児童福祉 (ベーシックシリーズ ソーシャルウェルフェア)
(2008/05)
成清 美治吉弘 淳一

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現代の児童福祉 (有斐閣ブックス)現代の児童福祉 (有斐閣ブックス)
(2008/11/25)
古川 孝順

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テーマ : 買うべき本 - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  21:45 |  エッセー  | TB(0)  | CM(2) | Top↑
2009.02/03(Tue)

すべての経済はバブルに通じる 

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書)すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書)
(2008/08/12)
小幡績

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サブプライムショックの詳細が描かれている。住宅ローンがなぜ債権になるのか。債権にして、トリプルAをつけて商品にすることにより、流動性が増すからだと著者は説く。投資家にとって最大のリスクとは、投資した資産が売りたいときに売れないことなのだ。

なぜ、アメリカ人は返済不能のような借金をして、家を買いまくったか。アメリカでは住宅価格が過去20年間下がったことがないからだ。100万で買えば、数年後には150万になるので、現生がなくとも家を売って返せばいい。そして、また借りて買う。この繰り返しがあった。繰り返されているときはノープロブレムだが、循環が止まったとき、バブルははじけた。

全員、バブルをバブルだと知って投資している。しかし、頂点がどこだかはわからない。少しでも頂点に近い場所で売るのが理想である。チキンレースだ。バブルがはじけるきっかけはなんでも良い。著者は上海発同時株安の例をあげ、その後の上海と世界の推移を分析し、同時株安のきっかけは、上海ではなく、インドでもベトナムでも同じ、という。みなが、チキンレースから降りるきっかけを探しているに過ぎないからだ。

バブルが起きると困る人がたくさん出る。それなのに、なぜ、バブルは繰り返すのか。バブルが儲かるからである。儲かる仕組みをあれこれ考えると、最後にはバブルを作ることに行き着くようだ。

08年10月以前の書物であるが、使える。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》

ネット株の心理学 (MYCOM新書)ネット株の心理学 (MYCOM新書)
(2006/06)
小幡 績

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株式投資 最強のサバイバル理論 (Yosensha Paperbacks)株式投資 最強のサバイバル理論 (Yosensha Paperbacks)
(2006/10)
小幡 績鈴木 雅光

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米金融危機、日本の活路はどこにある!? (洋泉社MOOK)米金融危機、日本の活路はどこにある!? (洋泉社MOOK)
(2008/12/19)
竹森 俊平小幡 績

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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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