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2009.06/22(Mon)

ゆくとし くるとし 

ゆくとし くるとしゆくとし くるとし
(2006/11/22)
大沼 紀子

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第9回坊ちゃん文学賞受賞作品。東京に下宿している大学生の主人公が一年ぶりに実家に帰るとオカマが親と同居していた、という話。おそらく、オカマを持ち出したのは、素直さとか、女らしさとかを強調するためなのだろう。明るくポップで読後感も良い。ただ、この前に「はさんではさんで」を読んでしまっている。読んで得られる昂揚はほとんど同じなのだが、文章や文学的な描写となると、どうしても「はさんではさんで」の方に軍配が上がる。

本書も図書館でかなり古いダカーポを借りてきて読んだので、併録されている作品についてはわかりません。

余談だが、坊っちゃん文学賞の受賞作が掲載されていたダカーポは、昨今の出版不況のあおりを受けて廃刊となってしまった。第11回からの受賞作は、同じマガジンハウスから発刊されているクウネルという雑紙に掲載されることになるらしい。

オススメ度: レベル3
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《参考・関連図書》

はさんではさんではさんではさんで
(2008/09/25)
甘木 つゆこ

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ku:nel (クウネル) 2009年 07月号 [雑誌]ku:nel (クウネル) 2009年 07月号 [雑誌]
(2009/05/20)
不明

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クウネルの本 もっと私たちのお弁当クウネルの本 もっと私たちのお弁当
(2009/04/16)
クウネルお弁当隊

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テーマ : 小説 - ジャンル : 小説・文学

【編集】 |  07:27 |  小説  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.06/21(Sun)

はさんではさんで 

はさんではさんではさんではさんで
(2008/09/25)
甘木 つゆこ

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第10回坊ちゃん文学賞受賞作品。受賞時は「タロウの鉗子」という題名だったが、改題され出版。おそらく、鉗子が読者にわかりにくいと思われたのだろう。鉗子とは医療系手術用のペンチみたいなもの。

余は図書館から古いダカーポを借りてきて読んだので、本書に併録されている作品は知らない。

解説だと「性的虐待を受けた主人公は鉗子で自分の体を抓る。同じく性犯罪の被害者貴之が云々」などと、まるで、ダーク系のおどろおどろしい印象を受けるが、内容はポップで軽いノリの作品。そもそも、性的虐待も、子供の頃に軽く悪戯された程度のもの。18禁ですらない。だから、改題の「はさんではさんで」の方が、本作品の内容をより反映していると思う。

大学生という年頃が上手い具合に表現できていて、読んでいて大学時代を思い出した。ちょっと大人の仲間入りをして、ちょっと世の中のことが分かったような気になって、世間からは大人扱いされ、だけど、もっと子供でいたい、みたいな。余的にはかなりツボな作品だったのでお勧めできる。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

ゆくとし くるとしゆくとし くるとし
(2006/11/22)
大沼 紀子

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ゆく都市くる都市ゆく都市くる都市
(2007/07)
橋爪 紳也

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卵の緒 (新潮文庫)卵の緒 (新潮文庫)
(2007/06)
瀬尾 まいこ

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テーマ : オススメ本!! - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  01:06 |  小説  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.06/20(Sat)

権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理 

権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 (888))権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 (888))
(1974/01)
なだ いなだ

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本書は1974年に上梓されたもの。名著なので版を重ね現代に至っている。本書の構成は、精神科医である著者と高校生のダイアローグである。まだ、思慮の浅い高校生が自分の意見や質問を著者に投げかけ、著者がその質問に答え、高校生の思想を補充していくという流れだ。もちろん、この高校生は著者が作った架空の人物であると思われる。

高校生は現代は権威が失われた時代だと主張する。すなわち、親の権威、教師の権威、政治家の権威。政治不信や学校や家庭が荒れる等の現代の不都合はこれらの権威が失われたことが原因である。ゆえに、それぞれが権威を取り戻せば、これらの不都合は解消される。

だが、著者は権威が回復するだけでは現代の諸問題は解決しないという。そのために、権威の構成要因を考察する。

本書の核心部分は権威の所在を明らかにしているところだと思う。生徒は先生に権威を感じる。しかし、同僚の先生が、その先生に対し、生徒と同じように権威を感じているかと言えば、そのようなことはあり得ない。ほかにも、我々は「辞書」は正しいと思う。しかし、辞書の編纂者、もしくは編纂者以上に知識を持ったものは、辞書に権威を感じない。

と言うことは、権威とは権威を持っているといわれる物の中にではなく、権威を感じるものの内部にあるものが投射されたものであると言える。

では、話を戻し、教師や親や政治家に権威がなくなったからといって、いわゆる権威そのものが消えたのかと言えば、著者はNOと答える。現在の権威は、○○賞とか、○○推薦とか、全米ナンバーワンとか、Googleの一番上に掲載されるとか様々な形に変容して我々を支配している。目の前の権威が消えたせいで、漠然とした曖昧な権威が勃興している。

そもそも、人はなぜ権威に従ってきたのか。誰しも生まれたときは誰かの保護が必要である。そこに、権威の源泉がある。不安を権威に頼り埋め合わせするという習性を人類は幼少の時に学習してしまっている。大人になってもそれが尾を引いて、自分の知恵ではなく、何らかの権威に頼り不安を埋める。

しかし、これは合理的な面もある。すべてのものを均しく疑っていたら、生活がままならない。ある程度権威を信頼して、進んで権威に騙されて生きていく方が楽なのだ。そこに、悪意ある権威が入り込む隙間があるとしても。また、すべての権威が我々を騙しているわけではない。

最近は政治不信から市民参加などという輩が増えている。食品の不安、マンションの耐震の不安、様々な不安が現代を覆っている。それら一つ一つを自分で確認出来るかと言えば、それは不可能だ。それらの不安は、結局の所、新しい権威に生まれ変わってもらうしかないのではないだろうか。例えば、政治不信によって市民参加と騒ぐ団体に新しい権威が移り、食品や耐震偽装をチェックする機関に権威が移る。この繰り返しではないだろうか。余はむしろ、この繰り返しが停止してしまう時のほうが恐ろしく思う。我々がなんのきなしに満員電車に乗れるのも、日本人という人種を信頼しているからである。信頼も権威と同じく、我々の内側から投射されたものに過ぎない。しかし、その信頼がなくなった世の中はまさに乱世である。逐一人々を疑っていなければならないなど、面倒至極である。著者は理想の社会を調和と呼んでいるが、調和は信頼に置き換えることも出来ると思う。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》

神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書)神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話 (岩波新書)
(2002/09)
なだ いなだ

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こころの底に見えたものこころの底に見えたもの
(2005/09/05)
なだいなだ

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信じることと、疑うことと (ちくま文庫)信じることと、疑うことと (ちくま文庫)
(1996/05)
なだ いなだ

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テーマ : 買うべき本 - ジャンル : 本・雑誌

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2009.06/18(Thu)

イングランドの中世騎士―白銀の装甲兵たち (オスプレイ戦史シリーズ) 

イングランドの中世騎士―白銀の装甲兵たち (オスプレイ戦史シリーズ)イングランドの中世騎士―白銀の装甲兵たち (オスプレイ戦史シリーズ)
(2002/09)
クリストファー グラヴェットグラハム ターナー

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いわゆる騎士道や中世史の本ではない。副題の「白銀の装甲兵たち」が示すとおり、板金鎧の中世騎士を扱っている。鎧の本である。チェーンメイルでさえない。

鎧の話が中心ではあるが、それに附随して、戦争の話、戦略の話、武器の話、戦争で負傷をした場合どうするか、等のかなりマニアックな話が盛りだくさんである。そもそも、このシリーズはマニアックなのだ。写真や絵が豊富に掲載されているので、見ているだけでも面白い。

オススメ度: レベル3.5
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《参考・関連図書》

中世ヨーロッパ騎士事典 (「知」のビジュアル百科)中世ヨーロッパ騎士事典 (「知」のビジュアル百科)
(2005/09)
クリストファー グラヴェット森岡 敬一郎

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中世騎士物語 (岩波文庫)中世騎士物語 (岩波文庫)
(1980/01)
ブルフィンチ

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図説 西洋騎士道大全図説 西洋騎士道大全
(2005/10)
アンドレア ホプキンズ

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

【編集】 |  23:54 |  歴史 伝記  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2009.06/02(Tue)

keystone 二本 

keystone二本 OMというやつ。

http://keystone-si.com/

見た目はソモギだ。ローズの方が音悪い。マホとローズを両方弾いた。ローズは音のばらつきが激しく、とても、ン十万円のギターとは思えなかった。ジョイントも甘い。マホの方は木工の方も気にならなく、音質も上々。レスポンスは高級ギターといった感じだ。ナットの幅がやたらに広い。46mmくらいあるかも知れない。
店員曰く、
「大したルシアーじゃない。まだまだ半人前。値段相応ってところかな。うちの店じゃお勧めできないね」
じゃ、なんで仕入れたんだ? と言いたくなるほど、ぼろくそに言われていた。マホは悪くないギターだった。確か30万切っていた。あとから知ったが、この前のハンドクラフトギターフェスに出店していたらしい。全然気付かなかった。

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《参考・関連図書》

BEYOND SIX STRINGSBEYOND SIX STRINGS
(2006/04/01)
Various Artists

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フェイツ [Fates]フェイツ [Fates]
(2007/11/10)
エリック・モングレイン [Erik Mongrain]

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アコギ王アコギ王
(2008/09/26)
オムニバスかまやつひろし

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テーマ : ギター - ジャンル : 音楽

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