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2009.08/31(Mon)

小説 太宰治 

小説 太宰治 (岩波現代文庫)小説 太宰治 (岩波現代文庫)
(2000/02)
檀 一雄

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壇一雄は女優壇ふみの父親である。太宰とは昭和8年頃から親交があり、太宰との思い出が綴られている。本書は太宰を書いているものであるが、太宰を通して、著者自身をも書き表している。それがむしろメインである。著者は自分を書くにあたり、太宰というわかりやすい有名人を使っている。その辺がシャーロックホームズとは違うところだ。ワトソンは決して自分を書かなかった。

つまり、この書は太宰の伝記のようでそうではないという実に不思議な書物である。それがまた幽玄で味わい深い。1949年に書かれたものとは思えないリアリティーが伝わってくる。良書である。

オススメ度: レベル4.5
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《参考・関連図書》

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)
(2002/09)
檀 一雄

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太宰と安吾太宰と安吾
(2003/04)
檀 一雄

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火宅の人 (上巻) (新潮文庫)火宅の人 (上巻) (新潮文庫)
(1981/07)
檀 一雄

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2009.08/26(Wed)

日本人の知らない日本語 

日本人の知らない日本語日本人の知らない日本語
(2009/02/18)
蛇蔵&海野凪子

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マンガである。久しぶりに良い本を手にした。本書は外国人に日本を教える時に発生する様々な問題を扱っている。当然、外国人にとって日本語は未知の言語である。であるが故に、我々が普段感じない、空気のように当たり前になってしまっている言語を、まったく違う角度から掘り返してくれるのだ。日本語は斯くあるべし、という堅苦しいものではない。言語とは、少し見方を変えるだけで、これほどまでに多様でユーモラスであることを教えてくれるのが本書である。またひと言で外国語といっても、漢字圏とアルファベット圏では日本語に対する感じ方も微妙に違う。本書は日本語というものを客観的な言語として眺めるのに最適である。

オススメ度: レベル5
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《参考・関連図書》

日本人がまだまだ知らないイタリア 旅のヒント・コラム130 (ロンリープラネットのコラム・セレクション)日本人がまだまだ知らないイタリア 旅のヒント・コラム130 (ロンリープラネットのコラム・セレクション)
(2009/07/28)
ロンリープラネット日本語版編集部

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日本人が知らない本当の道教日本人が知らない本当の道教
(2009/07/15)
三多道長

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日本人が意外と知らないにほんの話日本人が意外と知らないにほんの話
(2009/07/30)
にほん再発見研究会

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2009.08/16(Sun)

風の歌を聴け 

風の歌を聴け (講談社文庫)風の歌を聴け (講談社文庫)
(2004/09/15)
村上 春樹

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村上春樹のデビュー作。群像新人賞受賞。
「僕」という大学生の主人公が夏休みの間実家に帰る話。そこで、鼠という友達とビールを飲む。また指が四本の女の子と仲良くなる。

僕の回想と現在が行ったり来たりして、僕のエッセイのような感じ。なにが面白いのかなかなか難しいところであるが、この作品は読む価値があると思う。無理矢理、面白さを説明するのだとしたら、過去を振り返る僕には自我が存在するが、現在を生きる僕に自我は感じられない。過去の経験を下敷きとして現在を生きるだけで、それ以上の試行はおこなはない。

また、文章がオシャレと言えばオシャレ。鼻につく部分も多いが。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
(1988/10)
村上 春樹

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ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~
(2009/08/26)
ヤナーチェク:シンフォニエッタアカデミー室内管弦楽団

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2009.08/06(Thu)

となり町戦争 

となり町戦争 (集英社文庫)となり町戦争 (集英社文庫)
(2006/12)
三崎 亜記

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三崎亜紀のデビュー作。第17回小説すばる新人賞受賞作品。隣の市町村と戦争をしているという話。しかし、実際にドンパチが行われているわけではない。いや、行われているのだが、主人公の視点からはそれがはっきりとは確認できない。

まさに文学的というか、小説的な効果が発揮されている。ただ、その空気が上手に書けているか、といえばそうでもない。むしろ、力業で小説の世界を構築しているきらいがある。

文章は下手くそだし、とってつけたような濡れ場とか、とってつけたような情景描写とか、眉を顰めてしまった部分も多々あったが、作品が表現したいとする、思想的な部分はしっかりと伝わってきた。これは、エンターテイメント作品ではない。純文学でもない。小説という形態を使って、戦争を、戦争を知らない現代人が想像を膨らませたある種のオブジェなのかも知れない。

我々は神や正義や生きる意味を知っているわけではない。同様に、戦争も知らない。が、知らないで知ったような気になっている。それをもう一度考え直す。そんな作業が出来る作品。


オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

刻まれない明日刻まれない明日
(2009/07/10)
三崎亜記

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となり町戦争 [DVD]となり町戦争 [DVD]
(2007/09/28)
江口洋介.原田知世.瑛太.菅田俊.飯田孝男.余貴美子.岩松了.小林麻子

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廃墟建築士廃墟建築士
(2009/01/26)
三崎 亜記

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