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2010.10/30(Sat)

運命を拓く 

運命を拓く (講談社文庫)運命を拓く (講談社文庫)
(1998/06/12)
中村 天風

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元々は天風瞑想録という書。リニューアル版である。天風会は夏期修練会という、塾の夏期講習みたいなのをやっている。その中での天風の講述をまとめ上げたもの。天風が直接執筆したものではない。しかし、天風の哲学を理解するには早道であり、読んで損はない。

第1章が面白い。宇宙の見えざるエネルギーと、人間の心の関係について述べられている。宇宙のエネルギーは建設の働きと、破壊の働きがある。人々が清い心で積極的に生きると、宇宙のエネルギーはその人にとって建設に働く。すると、その人間は外から見て、丈夫であり、運が良くあり、成功しているように見える。人が、消極的、落胆的生活をおくっていると、宇宙のエネルギーは人の負の部分と呼応して破壊に働く。ヨガでは「心の思考が人生をつくる」という。

第3章は潜在意識の更新である。人間は意識しなくても生きることができる。細胞は日々新たに作られ、1年もすると同じ人体ではない。良い肉体を作り上げることは可能である。潜在意識で宇宙のパワーを受け取ることになるのだが、潜在意識、実在意識を作り上げるものは何か? 言葉である。言葉こそ、我々の意識に働きかけ、心を作り上げる元だ。だから、積極的な精神意識を作ろうと思えば、積極的な言葉を使い続けるしかない。「駄目だ」とか「参った」などという言葉を使っていると、心は積極的に更新されていかない。宇宙のエネルギーは中立どころか、破壊のエネルギーを送ってくる。

では、生きる指針は何か。真善美であるという。真とは嘘偽りがなく、筋道が乱れていないこと。善とは愛情のこと。美とは調和のこと。愛情は分け隔てがあってはいけない。太陽光線のように、美人の顔も犬の糞も分け隔てなく照らせ、という。

宇宙には霊性があり、無限の属性が生命とアタッチする。極言すれば、この世は思った通りになる。故に、心の安寧を欲するならば、心は安寧にしていなければならない。船に乗って、船が沈んだらどうしようか、などということばかりを考えていると、船は沈む。船を沈ませないためには、航海を楽しみ、嵐を楽しむのである。

宇宙霊の本質は冷静中立であるのだろう。しかし、人間の本質は創造的、進化と向上を目指すようにできている。文明の進歩、完全なものを欲する精神からして疑うべからざることだろう。完全なものを手に入れるためには消極的な心、恐怖の心、せこい心を取り除く必要がある。学生は試験を嫌がってはいけないのである。自分を向上させるためのゲートだと思い喜ばねばならない。病しかり、破産しかり、である。

常に肌身離さず持ち続けるべきものは理想と信念である。この二つが宇宙霊と結合し、この世は積極的に動いていくのである。

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《参考・関連図書》

中村天風の生きる手本―世界でいちばん価値ある「贈り物」 (知的生きかた文庫)中村天風の生きる手本―世界でいちばん価値ある「贈り物」 (知的生きかた文庫)
(2007/02)
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2010.10/07(Thu)

中村天風「勝ちぐせ」のセオリー 

中村天風「勝ちぐせ」のセオリー (知的生きかた文庫)中村天風「勝ちぐせ」のセオリー (知的生きかた文庫)
(2005/12)
鈴村 進

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本書は中村天風の著書や言行録をもとに、積極的生き方を考察したものである。典型的なビジネスマン向け自己啓発書で、ところどころ、天風の意に反するようなビジネス的思考がかいま見られるが、その辺は読者が取捨選択すればいいとおもう。

例えば、積極的言葉が成功の人生をつくり、消極的言葉が失敗の人生をつくる、という意味合いの下りがある。著者は、故に消極的な言葉を使う連中からは遠ざかるべし、と言うが、本来ならそれが天が与えてくれた試練であるので、喜んでそういう連中と交わらねばならない。そして、宇宙の進歩のために教化しなくてはならない。遠ざかるなどというのは、消極的行動である。

天風哲学と天風伝記のダイジェスト版みたいな本書。天風入門としても良いかも知れない。生い立ちも一通り紹介されているし、天風哲学も、観念要素の更改、積極的心の作り方、クンバハカ法、心身統一法、などなど、読んで面白いものである。

オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

真人生の探究真人生の探究
(1947)
中村 天風

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運命を拓く (講談社文庫)運命を拓く (講談社文庫)
(1998/06/12)
中村 天風

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成功の実現成功の実現
(1988/09)
中村 天風

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