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2011.10/22(Sat)

ザ ステーショナリー―銀座・伊東屋100年物語 

ザ ステーショナリー―銀座・伊東屋100年物語ザ ステーショナリー―銀座・伊東屋100年物語
(2004/11)
不明

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銀座に店を構える伊東屋の100周年記念出版本である。伊東屋とは文房具屋である。タダの文房具屋ではない。地上9階、地下3階の文房具屋である。余は一度、万年筆を買いに行ったことがある。気合いを入れて行ったものの、フロア狭しとひしめく無数の万年筆の前に、選びきることができず、結局帰り道に小さい文房具屋に寄って適当なのを選んだ。

伊東屋に行ったことがある人も楽しめるが、ない人も楽しめる。文房具の入門的テキストである。万年筆、画材、和紙、手帖、事務用品、などの項目に分かれている。余は万年筆の項が読みたくて手にした。他のページも読むに値する。薄いしカラーなので眺めるだけで面白い。

最近言われるクラウド化とかPCやIモバイルの発達で古き時代の文房具はその性格を以前とは異にしている。毛筆が実用品でなくなったように、ある意味文房具は実用品ではない。しかし、実用品ではないから不要かと言えば決してそんなことはない。例えば弓道や剣道が戦争での実用を失って、より確信的にその存在理由を表したように、文具も実用という一面を離れることにより、人は文具のもう一つの側面、精神的価値を見出すに違いなかろう。我々は文房具をより純粋な形で楽しむ、ラッキーな時代に生まれたと言えないこともない。


オススメ度: レベル3.5
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《参考・関連図書》

趣味の文具箱 20 (エイムック 2232)趣味の文具箱 20 (エイムック 2232)
(2011/08/06)
不明

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文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学
(2011/08/20)
土橋 正

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大人かわいい女子文具 2011年 11月号 [雑誌]大人かわいい女子文具 2011年 11月号 [雑誌]
(2011/09/30)
不明

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2011.10/20(Thu)

写真展を開く!―「写真の学校」 

写真展を開く!―「写真の学校」写真展を開く!―「写真の学校」
(2011/06)
篠原 俊之

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写真に興味のある人は必読である。自身が写真を撮るならば、一度は個展を開くことを夢想するだろう。この本はそんな夢想をより現実的な想像に耽らせてくれる。

写真展を開催するコンセプトからギャラリーの選び方、写真の選び方、搬入の仕方、DMはがきの送り方、パネルの張り方、配置の仕方、作品の販売の仕方、終了後のお礼の仕方、etc

余は写真展を開くつもりはない。それでも、この本を読んでワクワクしないわけにはいかなかった。自分の写真がギャラリーの壁に展示され、客が眺めている姿を想像せずにはいられない。自分が写真展を開くつもりがないので、本書が実用的かどうか全く分からない。故に、本書を実用的かどうかの点から評価はしない。重ねて言う。写真展を開くかどうかは、本書を開くかどうかと関係がない。写真が好きな人に読んでもらいたい良書。


オススメ度: レベル4.5
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《参考・関連図書》

たたみの部屋の写真展たたみの部屋の写真展
(2007/07)
朝比奈 蓉子

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写真展に、行ってきました。写真展に、行ってきました。
(2006/02/02)
小林 紀晴

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反日記念館―不当な写真の撤去を求める!反日記念館―不当な写真の撤去を求める!
(2009/03)
不明

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2011.10/15(Sat)

小説読本 

小説読本小説読本
(2010/10)
三島 由紀夫

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三島の小説に対する考えがつらつら述べられている。一言で三島の小説観を説明すると、小説は理知的でなければならず、しかれども、理知的であってはいけないという、二律背反をいかに克服するか、につきる。

三島は小説に悪魔的な息吹を求めるが、自らの制御も求める。また、技術を求めるが、技術をこえた「生」そのものも求める。

また、小説に求める二つの相反する命題を、文士にも求め、芸術にも求める。餅の話しが象徴的である。炭火で餅を焼くとき、餅が網からずれて落っこちてしまうことがある。この黒こげになる餅を世間では犯罪者という。芸術は上手い具合に餅を焼く。そして、焼かれた餅にはしっかりと焦げ目が付いていて、かつ美味い。これが芸術であり、芸術家である。

小説家は犯罪者を理解するが犯罪者にはならず、むしろ世間から褒められる。犯罪を扱った古典作品は沢山ある。まぁ、三島の場合は結局、自身がもろに犯罪者になってしまったが。いや、革命家か。

みな、三島を誤解しているかも知れない。かく言う余もこれを読むまで誤解していた。誤解が解けるか分からぬが、以下に本書の一文を引用しよう。

「たとえば東京湾埋め立て計画というものがあり、それはそれなりに一寸した雄大な計画ではあるが、政治家はそこに金蔓になる交通機関を四通八達させ、官僚は埋め立て地を官庁街にすることを夢み、銀行家は銀行のビルを櫛比させ、誰それは何を、という風に、未来社会のめいめい勝手なイメージを描くであろう。しかし、何百万坪か知らないが、その埋立地全部の平坦なコンクリートの地面に、金いろにピカピカ光る何百億の画鋲を植えつけよう、という計画は誰が立てるだろうか。芸術家が未来を先取りするとは、そういうことなのだ」


オススメ度: レベル4
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《参考・関連図書》

若きサムライのために (文春文庫)若きサムライのために (文春文庫)
(1996/11)
三島 由紀夫

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不道徳教育講座 (角川文庫)不道徳教育講座 (角川文庫)
(1967/11)
三島 由紀夫

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行動学入門 (文春文庫)行動学入門 (文春文庫)
(1974/10)
三島 由紀夫

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2011.10/13(Thu)

カリスマのつくり方 

カリスマのつくり方 (PHP新書)カリスマのつくり方 (PHP新書)
(2008/08/19)
戸矢 学

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経営コンサルタントにして神主という、胡散臭い経歴の著者が記す、胡散臭い書物。どのように受け止めるかは人それぞれだろう。余は意外と楽しく読ませてもらった。

感想の結論を言う。カリスマは著者が言うとおりつくりだすことが可能だ。それは、カリスマを失うメカニズムの裏返しである。最近、ツイッターをやる芸人、とくに、ロックバンドがカリスマ性を失う、という報道が成されていた。諸賢の身近でも、今までカリスマ的に思えた人間が実はばった物であった、などという経験があると思う。逆に、大したことないと思っていた人間を見直す、など、カリスマとは我々の内なる投影に過ぎないのである。言わばインプレッションコントロールなのである。つまり、本書はインプレッションコントロールの書なのである。

二本線歩きのすすめなどはわかりやすい。普通のひとは、歩くときに一本の線の上を歩くようにして歩く。しかし、カリスマ性を身につけている人間、特に白人支配層は二本線歩きを教育される。諸賢も実践してみて欲しい。かかとが一本線の上を通る歩き方と、20センチほどの幅の二本線の上を通る歩き方を。違いは瞭然である。

後半は企業価値の形成のようなことに主眼が置かれ、一般の人にはあまり興味がおきない内容になっている。それでも、二本線歩きを知れただけで、買った価値はあったかなと思う。

オススメ度: レベル3
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《参考・関連図書》

カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?
(2006/08)
石井 裕之

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集中力とカリスマ力 (フォーエバー選書)集中力とカリスマ力 (フォーエバー選書)
(2005/03/30)
セロン・Q.デュモン

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原田隆史の熱い言葉64 カリスマ指導者「8×8」の成功クレド原田隆史の熱い言葉64 カリスマ指導者「8×8」の成功クレド
(2010/03/12)
原田 隆史

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2011.10/11(Tue)

横木安良夫流スナップショット 

横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169)横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169)
(2008/05/10)
横木 安良夫

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横木安良夫は好きな写真家である。写真にハマるきっかけを作ってくれたのも、氏の写真である。一口に写真といっても、ジャンルは様々だ。植物写真、風景写真、ヌード写真、ポートレート写真、静物写真、動物写真。そんな様々なジャンルの中でも、余が惹かれるのはスナップ写真、就中、キャンデッド写真と呼ばれる物である。candidとはありのまま、とか、素直とかの意味である。そこで重要になるのは、被写体に撮られていると気づかれないことなのである。キャンデッド写真のなにがいいかは見てもらうしかない。

氏はキャンデッド写真の撮り方ではなく、撮る心構えを説く。写真を撮ることの意義を説く。現在は情報が溢れる時代である。人々は自分の目で見て、自分で分析するのではなく、手近な情報を引っ張ってきて、あたかも物事を分かった気分でいる。そうやって育まれた心は、いつの間にか自己そのものが外部の情報の集積でしかなくなってしまう。氏は言う。
「カメラとは外側の世界を捉えるものだ。しかし直感によって捉えた世界は、内側にある自分の心までも浮かび上がらせることになる。カメラは世界をそして自分を見るための大切なメジャーだ」

シャッターを切ろうとするのは一瞬だ。景色を見ていると、ある瞬間、心に響く風景が現れる。なにがどう良いのか、そんなことは一切考えずにシャッターを切る。そういうものを「内側にある自分の心」というのではないかと考える。

写真をやる人は分かるだろうが、カメラを持つと自然に写真の目に脳が移行する。普段見慣れているはずの景色を、別の価値で見ることができる。例えば、友人の結婚式や、仕事のプロジェクトでカメラ担当になったとする。カメラ担当になったものは、その場にいながら、その場の空気を共有しないのである。一歩別の視点から、なにを撮るべきか、どう撮るべきかを考えている。その感覚を街に持ちだしたのがスナップ写真、キャンデッドフォトである。雑踏の中にいながらも、雑踏とは同じ場所にはいない。その瞬間、世界は貴下が生存するためのアイテムではなく、貴下に撮られるべき被写体となるのである。

現在、氏の写真展が品川のキャノンで行われている。百聞は一見に如かず。とくに写真は。見るべし。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/yokogi-glance/index.html

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《参考・関連図書》

サイゴンの昼下がりサイゴンの昼下がり
(1999/01)
横木 安良夫

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シグマ DP1 マニアック・マニュアル (インプレスムック DCM MOOK)シグマ DP1 マニアック・マニュアル (インプレスムック DCM MOOK)
(2008/08/22)
横木 安良夫

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森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)
(2010/08/17)
森山 大道;仲本 剛

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2011.10/07(Fri)

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ 

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
(2007/08)
宝彩 有菜

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おそらく、もっとも簡潔な瞑想入門書ではなかろうか。そして、本書は、特定の宗教観に基づく瞑想ではなく、古来より行われてきた、瞑想の根本を脳科学的に分析した物でもある。まぁ、脳科学教といえば、そういえないこともないが。

前半は瞑想の実践法である。どのように坐り、どのようなマントラを唱え、何分行い、終了後どうするか。呼吸法、結印の方法、などなどである。本書の価値はまさにココだと思う。

後半はよくある自己啓発物である。瞑想することにより、心の迷いがなくなるというもの。欲に生きるのではなく、愛に生きる、みたいな。瞑想すると心も体もいいことづくしであることが、懇懇と説明される。興味のない人はサクッと読み飛ばしてもよい。


オススメ度: レベル4
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楽しもう。瞑想 心に青空が広がる (知恵の森文庫 t ほ)楽しもう。瞑想 心に青空が広がる (知恵の森文庫 t ほ)
(2011/10/12)
宝彩有菜

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自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法
(2004/11)
アルボムッレ スマナサーラ

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瞑想瞑想
(1998/06)
J.クリシュナムルティ

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