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2008.01/04(Fri)

ゴー宣・暫 2 

ゴー宣・暫 2 ゴー宣・暫 2
小林 よしのり (2007/09/28)
小学館
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ゴー宣は回を重ねるにつれて面白くなっている。なぜ、どの辺が面白くなっているのか? 一言で言えば思想が深くなっている。眼光紙背に徹す、と言ったところか。社会の表面を撫でて批判するだけでなく、裏の裏まで考えて批判を行っている。故に識者を批判するスタンスは同じでも、昔のゴー宣は純な視点から批判を行い、最近のゴー宣は純な批判をするもの達を批判する、という風に変わってきている。

99ページでよしりんは「若者自身が、雇用の流動化で自分にもチャンスが巡ってくると勘違いして、小泉や安倍の構造改革を支持してしまい「自己責任」論を正しいと思っているのだ」と言って、小泉を支持した若者を批判する。そして、この認識は本書のみならず、至る所で出てくる。また、よしりん以外でも、こういった認識をもった者は多い。

だが、余はこの分析は間違っていると思う。郵政選挙当時、余は26歳だった。今でこそ、過ちであったと思うが、余も当然小泉自民党を熱烈に支持したのだ。だが、それは、余も余の周りも含めて「雇用の流動化で自分にもチャンスが巡ってくる」と思ったからなどではない。だれも、そんなことは言っていなかったし、考えてもいなかったであろう。小泉自民党を支持して投票した多くの若者が、単に「なんか変わりそうだから」という漠然な理由で支持したに違いない。アイドルを支持するのに非常に似た感覚で支持したのだ。アイドルを支持するに於いて、「これこれこういう理由で自分の利益になりそうだから」という功利的な理由など誰も持っていない。それと、同じで小泉を支持することに対して、自分の利益や後先のことなど誰も考えてはいなかった。「なんとなく格好良くて、なんとなく良さそう」という漠然ではあるが、古今東西人を動かす上で欠かすことの出来ない、いわゆる「愛」で以て小泉を支持したのであろう。そして、人気投票制の政治を続ける限り、この「愛」以外で絶大な支持を受ける政治などはあり得ない。

あばたも笑窪。愛があれば、例え日本の根幹を破壊する政策を胚胎した政治家であろうとも、国士に見えてしまうものよ。現代の政治は結婚詐欺と同じである。結婚詐欺よりかは数等見破りやすいが、みんながみんな絶対に騙されないなどということは不可能なのである。いや、自分のこととして真剣に考えない分、結婚詐欺よりも騙されやすいかも知れない。

そこで、よしりんは騙されない選挙民として、「公民」という思想を持ち出し、政治に左右されぬように、官僚に公心を求めるわけである。

余は両方とも不可能だと思う。世界はネオヒューマノイドか、ロボット統治か、哲人王の統治以外にまともな統治はあり得ないと思う。

とくに、日本は悪くなる要素を内包している。今までがよすぎたのだ。「冬来たれば春遠からじ」というように、「秋来たれば冬遠からじ」であって、平和は永遠には続かない。続けようと思えば、四季を凌駕する何かを持ち出さねばならぬであろう。

オススメ度: レベル4
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

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