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2008.02/20(Wed)

エイジ 

エイジ (新潮文庫) エイジ (新潮文庫)
重松 清 (2004/06)
新潮社
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山本周五郎賞受賞作品。

エイジという中学二年生が主人公。ある日、エイジのクラスメイトが連続通り魔として逮捕される。エイジは最初こそ驚愕するが、だんだん、あり得ない話ではないな、と思えてくる。そのうち、自分もいつか彼と同じような凶行に及ぶのではないかと恐怖し始める。

エイジの友人達も、それぞれの思いを持っている。とにかく、文庫本で448ページもあれこれ述懐するのである。なるほど、そういう角度から彼の心理に光を当てると、そういう解釈も成り立つな、などと、感心して読んでいると、ある一言で現実に引き戻される。エイジが一学年下の女と付き合って、
「半年ちょっと前までは小学生だったんだ。おれたちだって一年半前は小学生だったんだ」
これは大人の台詞だと思う。リアル中学生の台詞ではない。リアル中学生は、当然の事実として、気付く気付かぬより以前に、注目しない部分である。いや、注目できないと言った方が良いかもしれない。

ラストが綺麗にまとまっているのが気に食わない。ネタバレになるから言わないが、とってつけたような大団円で、今まで悩んでいたのは何だったの? と聞きたくなる。疾走に比べて弱すぎる。文学のインパクトを放棄している。これでは、単なる作り話である。余のように捻くれた大団円が嫌いな人間には合わない。

流星ワゴンよりはまし。疾走よりは格段落ちる。

オススメ度: レベル3.5
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テーマ : 書評 - ジャンル : 本・雑誌

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