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2008.03/13(Thu)

都市と緑地―新しい都市環境の創造に向けて 

都市と緑地―新しい都市環境の創造に向けて都市と緑地―新しい都市環境の創造に向けて
(2001/01)
石川 幹子

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公園の歴史、人類と公園の関係。様々な種類の公園の出来上がる経緯。そういったものがつらつら書かれている。ニューヨーク、パリ、ロンドン、ドイツ、ボストン、シカゴ、各都市の公園と住民の関わり方が詳細に記されている。日本については、別に章立てされており、明治から現在の公園、緑化、、緑地思想の揺らぎにいたるまでが書かれている。

最近、余も環境にはまっているわけであるが、ここ近年、世界の環境熱は加速度的に上がってきたといえる。当然、公園緑化にも強い関心が示されるわけである。

緑化思想とは最近の産物である。20世紀初期までは、自然はいくら破壊しても問題ないと人類は考えていた。産業が発達する前の人類は、どれほどあがいてみたところで、地球に影響を与えるほど自然を破壊することが出来なかった。

しかし、甚大な力を手に入れてしまった人類は、自然を破壊し、地球をも滅ぼす行動が可能になった。実際、至る所で自然は破壊されて、人類の暮らしにも影響を与えるようになった。そこで、初めて人類は自然を守るという選択を取らねば、不都合が起こるという事態に陥った。

緑化とは、擬似的で人為的な自然である。本来の、人間が全く手を触れていない未踏の自然と、緑化思想の自然とは意味を異にする。我々が自然と呼ぶものは、前人未踏の未知の自然などではなく、「この部分は自然である」と我々が名指した、人工的な自然、に他ならない。セントラルパークなどは荒野に作られた緑地である。

本書では、都市における緑地確保の方法は大きく分けて三つあるという。
一つ目は、封建時代のストックを使う方法。庭園や狩猟地の解放
二つ目は、新大陸アメリカのように、何もないところで、都市計画と緑地計画が併行して行われる方法。
三つ目は、既存の都市の改良ではなく、郊外に新たに都市を造り、自然との調和を図ろうとするもの。田園都市である。

公園を綺麗に整備すると、周辺の土地の値段が上がるとか、公園を防火帯として、都市の火災に対処するとか、日本は江戸時代から公園を作って庶民に開放しているだとか、様々な公園に関する雑学を得られる。

とにかく、マニアックなので、よほど興味があるものでないと、ついていけない嫌いがある。余は公園の専門家でもなんでもないので、簡単に言うことは憚られるが、それでも、本書はなかなかの良書だと思う。

オススメ度: レベル4
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テーマ : 環境・資源・エネルギー - ジャンル : 政治・経済

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