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2008.06/17(Tue)

余は予言する。橋下府政は必ず悪しき政の見本となる 

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橋下は財政再建の美名のもと、様々な福祉、厚生を廃している。また、廃そうとしている。法人の見直しだけは評価してもよい。日本が貧しくなる中で、府のサービスが現状通り賄えないのはわかる。しかし、それは、トップが先頭を切ってやることではない。トップが旗を振って「貧しくなりましょう!」などとやってはいけない。無理になれば無理になるのである。自治体に金を貸す金融機関がなくなり、府債が発行できなくなって、初めて切り詰めればいいだけの話なのである。

また、その方がいいのである。そうすれば、市民が身を以て、なにが必要で、なにが必要じゃなかったか、見えるようになる。橋下が好き勝手に削減したんじゃ、崩壊したときに、結局「橋下が悪い」というだけで、市民はなにも学ぶところがない。貧しくなってから削減するのも、貧しくなる前に削減するのも結果は同じ。余がなにを言いたいのかと言えば、「貧しくなることを前提とし、貧しくなることを見込んで、貧しくなる行政を行うトップなどは必要ない」という一点に尽きる。貧しくなるためになら、トップは必要ない。放っておけばいいのだ。トップの役目とは、どれほど国が貧しくなろうとも、線引きされた地域を富ますことである。しかし、日本は民主主義。住民が貧しくなりたいというならこの限りではないが……。世の中には死を熱望する人間だっている。

皆、橋下に騙されている。自分たちが選挙で選んでしまったという負い目(ノックで懲りていると思いきや、大阪人は本当に懲りない)もあるだろうが、橋下パフォーマンスに騙されている。

想像してみていただきたい。大阪の府知事が、アメリカからやってきた都督だったとしたら。アメリカからやってきた都督は橋下と同じことをする。つまり、府民に対して、自らの欲求を抑えろと言う。府民の文化会館も閉鎖するし、府庁の職員の給料も引き下げる。私学助成も廃止する。一学級の人数も増やす。諸賢は、これをアメリカ人の横暴だと怒るのではないか。アメリカ人がどれほど財政再建を謳おうとも。

昔、東京が銀行税を導入したら、大阪もそれを真似た。その結果、メガバンクが大阪から次々に本店を移してしまった。銀行税は東京だから出来る技なのだ。いま橋下がやろうとしていることは、大阪の空洞化だ。ソフトバンクはぼろぼろのボーダフォンを立て直した。ソフトバンクは通話料や使用料を上げただろうか? ソフトバンクは通話料を下げたのだ。もし、ソフトバンクが財政再建のためと通話料を上げていたら、いまの興隆はあるまい。

前回の東京都知事選挙で、外山恒一という候補者がいた。政見放送の演説の中で、
「わたしには建設的な提案なんて一つもない! いまはただ、スクラップアンドスクラップ、全てをぶち壊すことだ!」
と叫んでいた。まさしく今、橋下がやってることじゃないか。橋下は選挙の時に明言しなかったからタチが悪い。

個別最適化は絶対に良い結果にならない。大阪近郊は大阪の低迷を見込んで、利を得るが良かろう。しかし、本来、国家の興隆とは国民の過剰な要求がなされてこそ、ついてくるものであるのに、現在の日本は多くが「諦め」と「虚無感」にとらわれてしまっている。ここに、さらに欲望を否定するような首長が現れた日にゃ、もう世界で覇を唱えるなどは夢のまた夢。

また、橋下は道州制道州制とバカの一つ覚えで繰り返す。「道州制にするしかないんです!」結局、交付税を分捕りたいだけじゃないか。「みなさん、国が交付税を寄越さないから、大阪は貧しくなるんですよ。私は悪くない」と言っているのと同じだ。三位一体で減ったとはいえ、交付税の分量など、昔からわかっていたことだろう。首長としてのプライドが感じられない。ちなみに、道州制地方分権は、地方に三位一体の被害どころではすまぬ壊滅的打撃を与える。

どうして地方分権などという輩が出てくるのか。日本は狭いし通信網の発達している。歴史から見て、世界が小さくなっているということは、諸賢も異論のないところだと思う。それなのに、どうしていま地方分権が叫ばれているか。それは、単に「中央の配分の仕方が気に入らないから」というだけのことなのだ。消極的極まりない地方分権論なのだ。

東京都知事候補 外山恒一 政権放送


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テーマ : 地方自治 - ジャンル : 政治・経済

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●はじめまして
 はじめまして。「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」というブログをやっている「プレカリアート」と申します。
 貴ブログ記事の、「よくある橋下批判とはまた別の切り口からの、一風変わった橋下批判」という雰囲気に魅せられて、拙ブログの下記エントリー記事でも紹介させて貰いました。以上、簡単ですが、TBの代わりに、挨拶を兼ねてご報告まで。

・身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/42b38cefa24f8771b9acc185c015fd44
プレカリアート | 2008.06.25(水) 23:10 | URL | コメント編集
紹介していただき、ありがとうございます。
貴ブログ、拝読いたしました。たしかに、思想面では多々違いがあるかもしれませんが、真摯な言論に敬服します。

大阪の暴動は知りませんでした。そのような理由で若者が連帯したのだとすれば、まさしく、グローバリゼーションの影響で富が二分する兆しと言えそうですね。
タモヒト | 2008.06.27(金) 00:25 | URL | コメント編集

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