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2008.06/21(Sat)

私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために 

私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために私の愛国教育論 日本国民の富と誇りを守るために
(2005/02/16)
和田 秀樹

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2005年に出版されている。ネット右翼がもっとも華やかなりしころ。いまや、ネット右翼も、右翼も下火になった。というよりも、冷静な目線になってきたのではなかろうか。もしくは燃えたぎるのがバカらしくなったか。極端に左でもなければ、右でもない。関係ないかも知れないが、いま思い返すと、小泉人気と国粋的盛り上がりは被っていた。小泉という首相は国民に承認を与えたといえるかも知れない。国粋的盛り上がりを考えるとき、為政者の資質は切り離せない。

おそらく読者は、二度驚く。本の内容の余りのバカさ加減で一度。そして、著者の高学歴を見て一度。東大医学部なのにこんなにアホなの!? 本書では、こんな見出しが続く。「アメリカに対しても日本人の誇りをもて」「国のために自分を犠牲にできるか」「日の丸君が代を大切にする人間に育てる二つの鍵」などなど、一見しただけでアレルギー反応を起こす人もいるかも。

しかし、意図的に世論に迎合しているとしか思えぬ節がある。例えば41ページで「少年犯罪が増えた」と嘆き持論に有利になるように使う。もちろん、これは嘘で、少年犯罪は減っている。本人が112ページで「統計的には少年犯罪は増えていない」と暴露している。極端な右翼的姿勢も、おそらくは世論に迎合するようにわかっていて書いている。本人はさらさら右翼的な気など無いのではないか? と疑いたくなる。当時だから許された言説で、いまこんな事を言っていたらアホすぎる。

というのも、この本、後ろに行けば行くほど、過激さが減ってきて、まともになってくるのである。まるで別人が書いている感さえ否めない。

本書で「日本企業が、中国や韓国の企業との競争に敗れ、日本企業が彼らの資本に呑み込まれたとする。その時、彼らが忠誠心を試すつもりで、日の丸君が代を排斥してきたときに、出世の妨げや、首になろうとも、日の丸君が代を守れるだけの誇りをもった人間をどれだけ育てられるか」という問いが出てくる。

これの解は知らないけれども、時々、君が代を歌わなかったりして、懲戒される教師がいる。余は、「日本国の教師なのになんとけしからん連中であるか」と不愉快でもあったが、上の問いを読み、「なんと信念を持った連中であるのか」と、その是非はともかくとして、ちょっと見直した。

余が中国企業から禄をはむようなこととなり、上記の問いが起こったとき、はたして、処分された教師どものような信念ある行動がとれるやら。

オススメ度: レベル2
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《参考・関連図書》

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テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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