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2008.06/29(Sun)

タイゾー化する子供たち  

タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)タイゾー化する子供たち The Wandering Students (光文社ペーパーバックス)
(2006/09/22)
原田 武夫

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タイゾーとは、衆議院議員の杉村太蔵氏のことである。余はこの本を、100円ショップの「ダイソー化する子どもたち」だと思って面白そうだと手に取った。違った。

子どもたちがタイゾー化するとはどういうことか。大した努力をしなくても、向こうから幸運が転がり込んでくると信じている子どもたちが増えたと著者は嘆いている。しかし、この本の趣旨は、子どもなどどうでも良く、いかにアメリカという国家が戦略的に日本国を無力化しようとしているかであり、得々と説かれている。

内容はいわゆる陰謀論で、ローマクラブとか、300人委員会とか、ロスチャイルドとか、影から大きな力が人類を支配しようとしている、という前提から書かれている。

余が捻くれているのか、人が人を支配しようと企むのは当たり前なことで、著者はさも重大なことのように語っているが、「そんな当たり前のことを」と思ってしまう。単純にいうと、アメリカが日本の国富をあの手この手で奪おうとしている、と著者は警戒している。そんなの当たり前のことではないか。どうして他人の富に目をつけないものがいるのであろう。況や国家をや。

著者は、小泉改革がアメリカに日本の国富を譲り渡したというが、余は違うと思う。改革開放路線は、なにも日本に限ったことではない。世界中が行っていることで、先進国でもっとも閉じた国は日本だっただけに過ぎない。

中国を見るといい。中国は開放路線まっしぐらで、外資を国内企業よりも優遇してきた。それが、巨大な経済発展に結びついたのである。今の時代、国内だけで何かしようとしたら、必ず衰退する。市場規模が違うのだから。世界の富を得ようと思ったら、世界に向けて国を開くしかないのである。世間に言えることであるが、小泉を悪者にして喜んでいては、真の問題を見誤る。日本は北朝鮮のようになる。

この本に記されているように、余も日本が頭脳無き国家では困ると思う。著者の言うとおり、日本人はエリートがなぜか嫌いである。本書ではこう書かれている。
「エリートの語源はフランス語の『選ぶ(élite)』従ってエリートの前提には選ぶ主体が存在する。エリートを選ぶのは日本国民であり、選ばれたエリートは日本国民のために奉仕する。この原則の前提は、選りすぐりのエリートが思考し、戦略的に行動することで、社会は国民全体のために良くなる、という社会工学的な発想がある。ところが、今の日本では、エリートが考え行動しても、結局は一部の特権階級の利益にしかならないから、まずはエリートの影響力をそぐことが第一、と社会工学的発想が否定される」

これが、どこの国でも積極的にエリートが活用されているのに、日本ではむしろ逆になってしまっている悲しい論理なのである。これは悪循環に陥る。国民はエリートの力を削ごうとし、エリートは国民に力を削がれないように、国民の力を削ごうとする。、制度的に残っているエリートシステムは、一層国民を搾取の対象だとしか見なさなくなる。そうした現状が起こっているのは事実なのだから、それが、アメリカの差し金だろうが、国民が愚かだからだろうが、関係ない。事実がわかった次点で改善する賢さが欲しい。

オススメ度: レベル3
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