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2008.07/15(Tue)

死ぬ瞬間―死とその過程について 

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
(2001/01)
エリザベス キューブラー・ロス

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名著と言われているものなので、ご存知の方も多いかも知れない。著者はたくさんの末期患者に接し、末期患者のインタビューを得て、人間にとっての死がいかなるものかを導き出そうと本書の中で試みている。

致命的病状が出てから、死に至るまでの患者の変化の過程をいくつかの段階に分けている。

1.衝撃。しかし、患者の中には自覚しているものもいるらしく、それらは死を宣告されてもあまり衝撃を受けないらしい。

2.否認。自分の病気を認めようとしない。なにかの間違いだ、と病院を転々とする。

3.怒り。どうして、あいつではなく、自分が死ななければならないのだ。テレビを見ると、若者が楽しそうに踊っている。自分は少し動くだけで痛みが非道いというのに。

4.取引。これと、これと、これをすれば自分の病気は治る、と信じる。善行を積み、神に助けを求める。取引は命を長らえさせようとする足掻きである。

5.抑鬱。手術、再入院、体力の衰え、それらによって病気を否定できなくなる。苦痛や怒りは喪失感に変わる。この世との永遠の別れをしなければならないという心の準備の苦悩。

6.受容。受容を幸福な段階と誤認してはいけない。感情がほとんど欠落した状態。あたかも痛みが消え、苦闘が終わり、「長い旅路の前の最後の休息」の時が訪れたような感じ。受容にいたった患者に対して、生きるために頑張れ、と励ますのは逆効果になりやすい。

希望はこれら全ての段階に覆い被さっている。患者は、次の瞬間にも、新薬が開発されて、自分の病気がすっかりよくなるかも知れないという可能性を捨ててはいない。

手術や入院が長引くと、莫大な費用に皆が不幸になってしまう。死を伸ばしても、患者には喜ばれるどころか、怨まれることの方が多いらしい。

患者インタビューは結構雰囲気が出ていて、それなりに面白い。ただ、アメリカの話なので、みんな神がどうだの、と日本人には些かついて行けない部分が多いのも確か。

完全自殺マニュアル

日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか

オススメ度: レベル
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《参考・関連図書》

「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)「死ぬ瞬間」と死後の生 (中公文庫)
(2001/06)
エリザベス キューブラー・ロス

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「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 (中公文庫)「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答 (中公文庫)
(2005/10)
エリザベス キューブラー・ロス

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病院で死ぬということ (文春文庫)病院で死ぬということ (文春文庫)
(1996/05)
山崎 章郎

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テーマ : セラピー&ヒーリング - ジャンル : 心と身体

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