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2008.11/17(Mon)

田母神論争のおかしな点 

以前、余はこのブログで、田母神の論文は可笑しくもなんともなく、ああいった歴史観の持ち主は五万といると書いた。諸君や正論を開けばすぐに見つかる。今回は、論文の内容には一切触れず、田母神現象について論じられている事の不可解さを書く。

まず、こういう意見がある。
「日本は文民統制、シビリアンコントロールのなかで、田母神の主張は受け入れられるものではない。軍人は、首相が右と言えば右をむき、左と言えば左をむかなければいけない。自己の考えを持つなどもってのほか」

次ぎに、こういう意見がある。
「航空幕僚長が、あの程度の歴史認識、思想しか持っていないとはお粗末すぎる。まるで、中学生の論文である。あんな浅い思想しか持っていないバカが航空幕僚長をやっているなんて信じられない」

この二つの意見を見たとき、違和感を覚えないだろうか?
航空幕僚長、すなわち、軍人の職業をまったく履き違えているのである。

軍人とは専門職で、如何に敵を殲滅するか、それが職業軍人なのである。最初の意見には、職業軍人がどのようなものであるのかまったく理解されていない故に、シビリアンコントロールなどという関係のない話となっているのだ。職業軍人と織田信長のような、政治家兼軍人とを混同している。軍人は人である。人であれば、まったく思想を持たぬ人などはいないはずである。思想のない兵隊に士気などありえるだろうか? 思想を持つことは正常なことであり、時には国のために命を捨てる覚悟を持たねばならぬ軍人として、幕僚長の思想は問題のあるものではないはずである。「文民統制には従わない」という思想を持っていれば危険極まりないが、幕僚長は歴史認識を述べだに過ぎない。前にも書いたが、歴史研究と歴史教育は似て非なるものである。その意味においても、批難に値しない。

二番目の意見も、職業軍人を理解していない。職業軍人とは専門家である。IT技術者と同じようなものである。たとえば、IT技術者が、まるでトンチンカンな歴史認識をしていたとしたら、諸賢は彼らのIT技術をバカにするであろうか? 軍人というのは高度な専門職なのである。逆に言えば、非常に高邁な思想と、正確無比な歴史認識を持っていたとしても、戦闘機の飛ばし方を知らなかったとしたら、軍人としては使い物にならない。もちろん、余は田母神前幕僚長がどれほどの用兵技術を持っているか知らない。が、歴史認識が狂っているからと言って、軍人として無能である事にはならない、ということは理解していただけたと思う。

別に余は田母神を擁護するつもりはない。自衛隊を擁護するつもりもない。

それより、頭に来ていることがある。余は自衛隊の某式典に出たくて、自衛隊協力会というものに入った。案内状が来るのを楽しみに待っていたが、いつまで経っても来ない。しびれを切らして基地に電話したら、
「ご多忙だと思い、招待リストから外させて戴きました」
とほざきおった。もちろん、これは方便である。頭に来る。
自衛隊よ、自衛隊協力会に入っている人間は無条件で式典に呼べ!

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