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2009.05/13(Wed)

十字軍の思想 

十字軍の思想 (ちくま新書)十字軍の思想 (ちくま新書)
(2003/07)
山内 進

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十字軍がどのような歴史的経緯を持って結成されたか。そこには、単にエルサレム奪還という純粋な意思とは別に、様々な歴史的背景が存在した。だから歴史は面白い。これは、歴史書である。

そして、十字軍がどのようにして廃れてきたかまでを描いている。著者は十字軍を教皇の命令によってキリスト者が集まり進軍するものと定義する。それ以外のキリスト教的な戦争は「聖戦」という括弧に入れて、十字軍と区別する。

しかし、教皇の命令がなくとも、十字軍的思想に基づいて起こされる争いは存在する。近年ではアメリカのブッシュがアフガンを攻める際に十字軍という言葉を用いた。イスラム諸国もアメリカの攻撃を十字軍からの攻撃だと言った。イスラム諸国にとって十字軍とは殺戮者の集団である。

そのような意味で、現在でも十字軍の思想というものは残っている。それは、未だに宗教的対立が完全に消え去っていないことを明らかにしている。我々日本人は宗教的にはニュートラルなので、この言葉、この思想の意味をおそらく彼らほど感じ得ることは出来ないだろうが、西洋史の一端を知る上で、この書は面白い。

オススメ度: レベル4.5
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《参考・関連図書》

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(2001/02)
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十字軍という聖戦―キリスト教世界の解放のための戦い (NHKブックス)十字軍という聖戦―キリスト教世界の解放のための戦い (NHKブックス)
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十字軍の遠征と宗教戦争 (シリーズ絵解き世界史 5)十字軍の遠征と宗教戦争 (シリーズ絵解き世界史 5)
(2008/02/25)
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テーマ : 読了本 - ジャンル : 本・雑誌

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