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2010.02/24(Wed)

日本「復活」の最終シナリオ 「太陽経済」を主導せよ!! 

日本「復活」の最終シナリオ 「太陽経済」を主導せよ!!日本「復活」の最終シナリオ 「太陽経済」を主導せよ!!
(2009/02/06)
山崎 養世

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本書は経済恐慌の起きない理由、石油が暴騰してもインフレが起きない理由を例に出して、グローバル経済のあらましを説明する。先進国で石油が暴騰してもインフレが起きないのは、アメリカで7割、日本では6割がGDPにしめる人件費になっているからである。石油大国アメリカでさえGDPにしめる石油コストは6%。石油があがっても労働力を安価な海外に移転すれば製品に転嫁しなくてもすむ。

遠からず海外の技術は先進国に追いつく。そのときに、人件費問題で大敗している日本を含む先進国は、なにをもって後進国に対抗するべきか。本書はその答えを環境対策にもとめる。環境を護ることは地球に住む全人類にとって喫緊の課題である。先進国は環境対策におけるデファクトスタンダードをつくり、環境技術を海外に輸出し、地球環境全体を護る必要性がある。日本ならば、優れた環境技術をアジアに輸出し、アジアの企業と共同してアジアの市場を開発する。ひとつのビジネスモデルとして、日本は環境技術を輸出し、それによって得た金で、新たな開発を行う、というものだ。

本書の題にもなってる太陽経済とは何かというと、今まで石油等の化石燃料に頼っていたエネルギーを太陽や風力の自然エネルギーに変えていこうというもの。石炭経済の覇者がイギリス、石油経済の覇者がアメリカ、次は太陽風力自然エネルギー経済の覇者となるべく、世界各国が狙っている。石油や石炭は土地に依存してきたが、自然エネルギーは技術の勝負。日本にも勝てる見込みは十分ある。

著者は高速道路無料化の提案者でもある。世の中的に高速道路無料化は不人気であるが、本書を読んで理解を深めてほしいと思う。80年代の中国において、土地の安さや人件費の安さは弱みだったが、90年代、それが強みになる。日本も同じだ。日本の地方都市は衰退し崩壊しそうに見えるが、その土地の安さ、人件費の安さが世界の企業が進出してくるにあたり魅力になる。そのためには東京一極集中という後進国型のメンタリティを廃さねばならない。地方に血液を通わすためには、利用しやすい高速道路、環境負荷のかからない自動車がベストである。著者はさらに、高速道路自動走行システムの導入を提唱する。すると、運転手居眠りしながら目的地に着くことが出来るのだ。夢のようなシステムに今は思えるが、余は遠からず実現すると思う。携帯電話やカーナビも、我々が生まれた頃はSFの世界にしか存在しなかったではないか。

最後に、人民元とドルの関係が述べられ締めくくられている。これもグローバル化を語る上でわかりやすい例だと思う。グローバル世界の勝者に一国がなることが可能なのかどうか。読んで損はない一冊。

オススメ度: レベル4
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