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2011.05/04(Wed)

比較文化論の試み 

比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)
(1976/06/07)
山本 七平

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薄い平易な本ではあるが、なかなか行間を読むのが難しい。また、章と章の間を読むのも難しい。間に書かれていることは、文化を普遍的公理としてどのように認識するか、日本人の文化感と西欧の違い、西欧の伝統と歴史的果実である自由や合理主義を、歴史的文脈から切り取って、自らの信条とした日本とはいかなるものか、などがテーマだと思われる。おのおのの判断に任せたい。

書かれていることは簡単である。日本人は独りよがりで思いやりがない、ということだ。どういう意味か説明すると、よく日本人は言う。「君はそう考える、しかし、僕はこう考える、それでいいじゃないか」と。それでいいじゃなかい、で議論を打ち切る。なぜ、それでいいのかを、相手が納得するように説明しない。逆に言えば、相手の意見を聞く気がない。故に独りよがりである。

また、大東亜戦争にしても、アジア解放、といって東南アジアに進軍したが、その先で住民の意見を聞くことは全くない。自分たちが正義だと信じたことをひたすら行う。ゆえに、思いやりがない、ということである。

では、なぜ日本人の言動がそうであるのかというと、単一民族、単一宗教、そのような背景で、相手に自分の立場を納得させて共存しなければならないという歴史がないからだと本書は言う。薄いので、まず、一読を勧める。


オススメ度: レベル4
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