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2012.10/25(Thu)

新書で入門 ジャズの歴史 

新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書)新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書)
(2007/02/16)
相倉 久人

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最近ジャズにはまっている。余の人生では、ときどきジャズに目覚め、そして撃沈していくというサイクルを繰り返している。ジャズが分からないのだ。そこで、今回はジャズを知識面から注入して、その後、音楽として楽しむこととした。

まず、ジャズとは何ものであるか、と言う問題。本書によると、ジャズとは過去との関係性であるという。ジャズはスイングか? 否。ならば、アドリブか? 否。それらを敢えて排したジャズもある。しかし、それはジャズという歴史の乗っ取り、敢えて排すのであるから、関係性の上からいうとジャズということになる。

ジャズは奴隷黒人の中から生まれたもの。19世紀の末である。そこから、この音楽は歴史と密接に絡み合い変化する。1960年代までは変化の連続で、それが永遠につづくと思われていた。だが、現代クラシックと同じで、実験的なことをやり続けた結果、訳の分からない代物となる。ジャズも同じだった。そこからは、ジャズはもはやなにがジャズだか分からない分岐を遂げ今に至るのであろう。

ジャズというのはアフリカ黒人の魂と西欧音楽の融合である。アフリカの叫びを楽器に託すとどうなるか、それがブルースであり、ジャズである。もちろん、それは当初の話しで今は違うだろう。今どころか、公民権運動の時点ですでに違うものになっていた。黒人は白人の音楽理論を取り入れすぎることにより、ジャズが西欧音楽になってしまったことを嘆いたという。ゆえに、公民権運動時、ジャズにおいても本来の黒人の魂を取り戻そうという運動が起こったという。

ジャズを指す別の言葉でスイングというものがある。ジャズとは黒人の音楽である。ラジオが普及して、白人の家庭にジャズが入り込むと、白人は黒人特有のジャズという言葉の響きを嫌った。そこで、白人ウケする別の言葉が必要だった。それがスイングだという。1930年代、スイングとジャズは同義だった。

ジャズは複雑である。しかし、奴隷として連れてこられた黒人達がそんな複雑な音楽を最初から作っていたわけではない。ジャズはいつから複雑怪奇なものになったのか。第二次大戦だという。ジャズメンが兵隊としてかり出されてしまった。すると、ジャムセッションにはスキルの低い連中が大勢参加するようになった。それに業を煮やした一部のベテランが、コードや調整を複雑化させ、素人の参加を妨げたという。

その他にもジャムセッションのありかた。ヨーロッパとジャズの関係、ストラビンスキー等、クラシック畑との関係など、色々興味深いことが書かれている。


オススメ度: レベル4
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